鞍馬天狗

夢寐のたわごと

はざま(狭間)に生きる

自分の年齢を誇るわけではない。 しかし、この歳(89)まで生きてくると、至らぬことも多々あるが、いろいろなことを感じるように成る。 最近、感じていることは、「人間が狭間(はざま)に生きている」という実感である。 私自身については、もちろんだが、…

四角い杓文字で、丸底の櫃をこそぐ

私は、いわゆる学者じゃない。 でも、日本の、特に若い学者たちに一言、申し上げたい。 日本は、長い間、そして今も、後進国です。 西欧の文物を輸入、翻訳、曲げる(盗み取る=パクる)、真似るなど、を通じて、先進諸国を追い上げてきました。 本来、外国…

分に過ぎる

「分」は、意味の広い言葉である。 そのため「意味の掏り替え」に使われるなど、「不本意に」悪用されることもある。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ぶん【分】の意味出典:デジタル大辞泉(小学館)1 分けられた…

馬子にも衣裳

馬子にも衣裳という諺は、「お粗末な内容でも、外面を飾り立てると良く見える」ことを言うらしい。 その意味で、私は衣裳の無い馬子であると思う。 私が卒業した学校では、毎年、同窓会を開くが、その同窓会開催の通知を貰う度に、「あぁ、衣裳がない」と実…

割を食う

割を食う:世間には多くの人がいる。 つまり、多くの人間の関係が複雑になっている。 その時々の事情や状況によって、それぞれの人を有利な立場に置いたり、不利な立場に立たせたりする。 概して、力のある者が有利な立場に立つ。 しかし、有利な立場を齎す…

藥 袋

自分が、へルパー達に何をされているかが容易に理解できないボケ老人、認知症患者が多く住むある老人ホームで、ある老人が自分が医師から服用するようにと指定されている「薬」をヘルパーから、「手渡し」されている際に、藥袋に入っていた錠剤が一つ転げ出…

耳障り

聞き慣れない言葉を聞くと、「触り」が良くない。 耳にザラザラする。 聞き慣れていると、少々、変化しても、「障り」にならない。 例えば、上に使った「耳にザラザラする」は、変化した言葉使いではあるが、私の誤認でなければ、あまり「耳の障り」にならな…

ある発想

故柳田國男先生へ、この発想(気付き)をご報告申し上げたい。 先生亡き後、お弟子さんたちで良いから。 どうぞ、この発想(気付き)をご展開下さい。 私は、京都市の街中で生まれ育った。 その後、途中の短い外国生活を別にすれば、約70年、関東の地に住ん…

自己責任

この言葉(下記参照)、何処かで聞いたなぁ。 そうだ、私が「ブログ:様子見」の終わりで言ったのだ。 他の人も、同じことを言っている。 医者も言っている。 この言葉(考え)のお陰で、何事も「自己責任」で、片付けられることになった。 貝原益軒先生も、…

身を低くする

「稔るほど、頭を下げる稲穂かな」。 「顕職(けんしょく)」と言う言葉がある。 顕職とは、目立つ職柄のこと。 肩や胸に勲章をぶら下げていなくとも、その役柄に就いているだけで、その人物がどのような人であろうとも、あの人は内閣総理大臣様だ。 あの人…

鼻(はな)に付く

鼻につく1 においが鼻につきまとう。 2 飽きて嫌になる。 また、人の振る舞いなどが鬱陶しく感じられる。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~わざとらしい1.不自然である 2.作為的 3.大層らしいデジタル大辞典…

身の丈を生きる

日本史有名人の身体測定』(KADOKAWA)の著者・篠田達明氏は「体型」を推定する際、様々な方法を使いました・・・・・・・・・(2016/10/22 )。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 篠田達明氏によれば、秀吉の側室で秀…

目眩まし(めくらまし)

私は、心理学者ではない。 消費者の一人である。 その消費者の一人として、気付いたことがある。 それは商売人が使う売らんがための「目眩まし」のひとつである。 私は、昭和の初めのある年の年末に生まれた。 生家は商売人の家庭であったから、忙しい真っ最…

着想・夢想

ご承知のように、「水」は、ガソリンよりも値段が高い? 私が住む施設内には、数台の自動販売機があるが、水530mlを¥140で売っている機械と¥110で売っている機械とがある。 聞けば、富士山の(タダの)水で財を成した人もいる。 それどころか、爆買いで有…

朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり

【注釈】 ここでの「道」とは、物事の道理、人の在り方を意味する。『論語・里仁』にある孔子のことばで、人としての道を追求することの大切さをあらわす。 「あした」は元々「朝(あさ)」を意味した言葉で、「朝」と書いて「あした」と読む。 「聞かば」は…

おかあさん!

古い話で恐縮だが、「お母さん!」と叫んで死んでいった仲間が、可哀想である。昔、学校では、嘘を教えていた。 お国のために、身を犠牲にした兵隊さんは、死に際に、「天皇陛下バンザイ!」と叫んだという。 色々聞いてみると、ほとんどの若者は、死に際に…

深読み(言い換え)

最近、マスコミで、「深読み」という言葉が良く聞かれる。 そう言えば、今までに有った言葉に、「衣を着せ替えて」、あたかも新しい言葉かのように言い換えるやり方が流行っている。 「深読み」がそうだ。 これは、何の事はない「勘ぐり」、「穿つ(うがつ)…

様子見(ようすみ)2

様子見は、良く使われる言葉だ。 特に、医者が良く使うようだ。 診断の後で、「しばらく様子を見ていましよう」。 病気の治癒を願う患者にとっては、この様子見は「まどろこっしい」。 早く治りたい。 これが患者の「願い」である。 医者は、必ずしも「早く…

成れの果て

高齢者は、若者達の成れの果て。 若者達は独立して、自分達の巣を作る。 伴侶が居ても、心中か、事故死でない限り、どちらかが残される。 高齢者は、結局、残されて、孤独になる。 偶然、知ったのだが、昔の勤め先の先輩夫婦も、この施設に入居していた。 こ…

気の毒な王様

ある日、歳をとったある国の王様が、ふと今までの生涯を振返って考えました。 兎(うさぎ)追いし かの山小鮒(こぶな)釣りし かの川夢は今も めぐりて、忘れがたき 故郷(ふるさと) この王様の故郷は、どこだろう? この国、そのものが「故郷」? でも、…

過信

「老人を過剰介護してはいけない。 老人の自らの力を尽くそうとする力を削いで(そいで)しまう」と言う主張をよく聞く。 なるほど、そう言われてみると、尤もなような気もする。 だが左にあらず。 過剰に介護されなくとも、過信は生まれる。 過信は、外発的…

偽薬(プラシーボ)

プラシーボ(Placebo)の語源はラテン語の「I shallplease」(私は喜ばせるでしょう。) に由来しているそうです。 そこから患者さんを喜ばせることを目的とした、薬理作用のない薬のことを指すようになったのです。 通常、医学の世界では乳糖や澱粉、生理食…

薬屋(くすりや)

消費者が欲しいのは、「治る」。 薬屋が売るのは「薬」。 治るかどうか、は自己責任。 売れるかどうかは、「他己(?)」責任。 「スカンタコ」。

理知的理解と実践

人間には、理知と感性があります。 通常、この2つのものは、一体となっています。 従って、事に及んだ場合、理知的にだけ振る舞うことは不可能です。 当然、感情も作用します。 そこで、「泣いても、馬謖を切る」のでしょうか? それとも「馬謖を許す」ので…

易(便利)に溺れるなかれ

便利なものには、何でも副作用を齎す傾向があるが、便利なものは、特定目的に限って便利なので、副作用があることを忘れてはならない。 車椅子は、基本的に歩けない一日中座乗生活する人には、あっちこっちへ自由に動けるので便利だが、半分(少し)歩ける人…

深読み

「物は言いよう」とは、良く言ったものだ。 その様な「詐欺紛い」の表現が近頃は、世間に溢れている。 マスコミと行政が、それの宣伝、拡大に一役買っているから、始末が悪い。 昔は、「穿つ(うがつ)」と言った。 ものは、穿ってみると(深読みしてみると…

スーパーセンチュリアン

人生は、0歳から100歳まで、ストレッチ(伸ばされる)されるようになってきた。 論語(孔子)に言う人生の節目、「30にして立つ」、「40にして惑わず」も、2,500年のホコリを叩いて、書き直さなければならない。 スーパーセンチュリアン(100歳を超えた人)…

世の中は変わっている

我々は、既に覚えたことをベースに先を考える。 それ以外に考える為の根拠が無いからだ。 だから、梅干しは酸っぱく、ミカンも酸っぱいと思う。 砂糖は甘く、蜂蜜も甘い。 今朝、甘いミカンを食べた。 今まで、敬遠してきたミカンをこれからは食べよう。 技…

あほらし!

ある老人ホームに住む不眠に悩む高齢者。 その老人ホームに住むある老人が、寝付きが良くなるように、医者に頼んて「誘眠剤」を処方して貰っていた。 ところが、高齢者と言えども人間である。 いや高齢者なら尚更ということもある。 ある晩、その老人が、折…

Once upon a time

「ワンス アポン ア タイム」という映画をクリスマス(12月25日)の夜、テレビのBS 3(日本テレビ)で、ロバート・デ・ニーロ主演で放映していた。 この映画を見ながら、私は考えた。 旧制中学校の学生の頃、学校の英語の授業で、「ワンス アポン ア タイム…