鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

コミューン

おそらく創業者の半可通(無知)によるものであろうが、この名称(コミューン)を冠する大老人ホーム群が実在する。 以下は、この老人ホーム群の一つの比較的大きな施設での食事情である。 この老人ホームの歴史は古く、此処十数年に渡って存在している。 従…

大岡越前守

私が棲む老人ホームは,丁度、江戸時代の棟割長屋のような仕組みで作られた格子の無い牢獄だ。 異なる点は、鉄筋コンクリート3階建の作りになっていることと3食付きで、店賃(たなちん)が滅法高いことだ。 到底、八っあん、熊さんの住めるところじゃない…

化粧(メイク)

随分、昔の話だが、ある有名美男映画俳優が焼餅を焼いたらしい暴漢に襲われ、大事な商売道具の売りだった顔を傷つけられた事件が在った。 彼は、その後、(験を担いで?)芸名を変えて出演するようになった。 その後も、これは別の事件だが、有名歌舞伎俳優…

色 気

最近、女性の各界への進出が目覚ましいようですが、昭和18年まで実在し、その年に「運輸通信省」に引き継がれた鉄道省を歴代所管した大臣は、男性でした。 かく言う小生も歴っきとした男性です。 その男性が、今もなお、肩肘張って堂々と求め得るものの一つ…

読書の勧め

読書は見聞を拡げることです。 その本を書いた人の知識や見聞、考え、そして感懐を分けて貰って、自分の知識、見聞を拡げ、自分の考えと感情を豊かにすることです。 読んだ本の内容に依って、それなりに知識、見聞、考え、感情が膨らみます。 書物を読むとは…

言葉は思想(考え)であり、文化である

言葉は思想 言葉は観念であり、思想です。 我々は言葉を使って、外の世界で見たもの、聞いたもの、触ったもの、舐めたもの、嗅いだもの、を写し取り、そして考えます。 言葉と言う道具が無ければ、「写し取り」が出来ず、考えることも出来ないのです。 写し…

Freedom(フリーダム):2

土佐方言で語られたであろうアメリカで教育を受けた(バーレット・アカデミーで英語、数学、測量術、航海術、造船技術を学ぶ)中浜万次郎の日本語に依る建言は、幕閣の要人によってあまり重んじられなかった。 しかし、彼は、土佐藩で微祿ながら士分に取り立…

Freedom(フリーダム)

文政10年(1827年)に四国土佐の半農半漁の家の次男として生まれ、父を8歳の時に亡くし、病身の兄と母を抱えて幼い頃から家族のために働いていたこの少年は、寺子屋へ通う幸せにも恵まれなかった。 しかし、「禍福は糾える縄の如く」、「人間万事塞翁が馬」…

奇兵隊 (高齢者自助アソシエイツ:續)

長州藩、高杉晋作が創設した武士、庶民(町民、百姓、他)を糾合した奇兵隊は、薩長軍を主体とする新政府軍(官軍)の一翼を担って、260年余の年月を経て築き上げられた江戸(徳川)幕府の武装、兵力の両面で勝る会津、桑名藩兵主体の幕府連合軍を、京都の鳥…

高齢者自助アソシエイツ(仮称)

新しい高齢者処遇の制度として、旧態歴然のいわゆる「老人ホーム」に代わる「高齢者自助アソシエイツ(仮称)」を提唱したい。 この制度は、老人処遇サービスのモールであるとも言える。 知的に衰えない(時に優れた)老人の集団が、多くの知的・身体障害を…

標準語

江戸城無血開城の談判(会談)は、何弁で? 江戸総攻撃のわずか2日前、勝海舟と薩摩の西郷隆盛が、江戸城無血開城の談判を行ったと言われています。 勝は生粋の江戸っ子、西郷は根っからの薩摩ッペ。 では、何弁で談判した? お互いの言葉はチンプンカンプン…

旧式美容整形

芸者さんの美しい顔を見てご覧。 どの人の口の唇の大きさは同じだと思いませんか? あの口(唇)は、ほんまもんや、あらへん。 書いたもんや。 どの唇もおちょぼ口に、小さく書いたある(かいてある)。 韓国の整形美人と違うとこは、顔あろうたら(洗ったら…

男女差別

京都の下町で生まれ育って20年。 遥々関東夷の地へ、青雲の志を抱いて「下洛(上洛ではない)」してきて早60有余年。 未だ故郷を忘れることはない。 その故郷の地へ久しく帰らざりしが、思うこと頻り。 京の地(都)にも、五つの花街があって、華やかさ…

気になる日本語の乱れ

最近、耳障りな言葉に、政治家がよく使う「安定感」を持つ、「透明性」を持つ、 「緊張感」を持つ、持つ、持つ、・・・そんなものを「持つ」んじゃないよ! 同じ持つなら、「肩を持つ」、とか、「気を持たせる」とか、別に持つたり、持 たせたりするものがあ…

老人ホーム(続9)

私が、この施設(ライフコミューン)へ入居せしめられたときは意識を失っていた。 従って、正確に、いかほどの「入居金(前渡金)」を支払ったかは知らない。 当初に払う入居金の額には、オプションが在って、数千万円に及ぶ高額の入居金から、老人ホームの…

格子無き牢獄

昔、「格子無き牢獄」という題名のフランス映画があった。 女優:コリンヌ・リシユール主演の映画であった。 私が棲む老人ホームは「拘束の無い」有料介護付き老人ホームを謳っている。 車椅子に乗って生活する身体障害者はともかく、身体が健康体なら、外出…

老婆心

よく言ったものです。 老婆心、つまり「お節介焼き」。 介護付き老人ホームは、基本的傾向から言って、老婆の館です。 総じて、女の方が長生きするのですから、仕様がありません。 言い換えれば、介護付き老人ホームは、お節介の館です。 かてて加えて、介護…

年の功

人間は、年をとると、知力が増す。 年の功である。 まだ、87歳少しの若造が「年の功」をいうのも烏滸がましいが、先日105歳で亡くなった日野原重明先輩のことを思うと、ウッカリボケては居られんぞ、と痛感する。 私も若輩ながら、70歳のころにボケていたこ…

持っそ飯

最近、私が棲む施設(格子無き牢獄)では、一階の食堂(ラウンジ)のテーブルのそのもの、および配置の模様替えが行われた。 横幅:差し渡し80~81cm(実測)縦約その二倍(目測)の長方形のテーブルが、二個を並べて4列に置かれ、入居者が対面して座って食…

有料老人ホーム(続8)

近頃、老人が老人を介護する、いわゆる、「老々介護」の痛ましい事件が、新聞、テレビを頻繁に賑わすようになってきた。 介護する人も、介護される人も、そのどちらもが、「介護行為」によって「拘束」される状態である。 どちらもが、介護行為によって「縛…

共立ち(友達)

人間は、死ぬときは独りだが、生まれるときは母と子の二人である。 この二人が人生を始めるが、生きる経過の内に二人立ちが不安定であることを悟り、三番目の存在、つまり父の存在を知り、これを求めて、三人で寄りかかる。 こうして安定を確保するが、この…

世界語

♬ 包丁一本、晒に巻いて ♬ 筆者は大阪へは行ったことがない。 でも、この歌詞を読んで、思い浮かぶのは、おそらくは、冬、法善寺横丁のうらぶれた横丁奥の居酒屋で、板長を晴らさせて貰っている若い男が、煌々と照らす満月の下で、その居酒屋の表口で恋しい…

一帯一路

「一帯一路」は、途中の未開な諸国を継ぎ接ぎ(つぎはぎ)した現代のシルクロードです。 もちろん、現代中国の責任には帰すわけには行かないのですが、現代中国は、アフリカ諸国への投資を盛んに行っているにも拘らず、中国が主唱する一帯一路は広大なアフリ…

有料老人ホーム(続7)

拘束なき拘束付き有料老人ホーム:老人(高齢者)になると、多額の金を払って、不自由を贖う(あがなう)事がある。 有料老人ホームの入居者勧誘に「拘束のない」を謳っていることが多い。 ところが、その舌の根が濡れているのに、麗々しく、「拘束のない」…

有料老人ホーム(続6)

文化人類学的イメージ あの長大なシルクロードの近代版「一帯一路」を実現しようと唱える中国が、仮に(?)アフリカ諸国への投資の一環として、無料老人ホームをアフリカの諸国へ寄付したとして:~ 遥かアフリカ大陸の南端、喜望峰を超え東方の「黄金の国…

有料老人ホーム(続5)

私の老人ホーム生活は十数年に及びます。 その間、幾つかの老人ホームをいわば遍歴してきました。 幾つかの他の老人ホームも見聞きして来ています。 そうした長期に渡る経験の中から、気付いたことの一つは老人ホームの食事の問題です。 食事は、老人の数少…

有料老人ホーム(続4)

私が住んでいる鉄筋3階建の介護付き有料老人ホームは、おそらく大規模老人ホーム(入居者総数:80名強)だと思います。 ご他聞に漏れず、「混住」老人ホームです。 最も、車椅子に乗った身体障害者を含めて健常者は、ここ数年、増え続ける異常者に押さ気味で…

有料老人ホーム(続3)

有料老人ホームが、必然的に「混住化」することには、既に何度も言及しています。 混住は、つまり、健常者と異常者(ボケ老人、認知症患者、その他の精神異常者、など)が、一緒に住んでいることです。 この健常者と異常者との間には、当然ながら、正常な交…

老人ホームの有料化(続2)

「有料」老人ホームが、必然的に「混住」になることは、先のブログで述べました。 老人ホームに永住する人たちにとっては、特に身体障害者にとっては、外出は、文字通り、たまの楽しみです。 そこで、私が住んでいる施設においても、「外出イベント」を催し…

老人ホームの有料化(続:1)

老人ホームの有料化が、多くの問題を生むことは、先の私のブログでも紹介しました。 次に、挙げる問題もその一つです。 先に、説明したように、「有料」老人ホームは、多くの場合、健常者、異常者の「混住」になります。 混住している入居者たちが一堂に会し…

老人ホームの有料化

近年、高齢者の数が増え、それとともに老人ホームの数も増えてきています。 政府は、高齢者の加速度的増加を予想して、老人ホームの事業化、有料化を認め、幾つかの特例法を設定して、老人ホーム経営の奨励・進展を計かりました。 しかし、老人ホームの有料…

「大志を抱け!」の幻説

クラーク博士は、「大志を抱け」と教えてくれました。 この教えを学んだ頃(者たち)は、少年・少女でした。 今は? 大志は果たせましたか? 抱いたままですか? その大志は、何処へ行きました? 思い起こせば、慚愧(ざんき)ばかりです。 「日、西山に薄る…

気持と方言

「どもならん」と「どうにもならない」は、標準的意味では、同じだと思うが、 現されている「気持」、「気分」が違う。 同じように、「あかん」と「だめだ」とは、意味は、ほぼ同じに使える言葉だと思うが、伝ってくる(現されている)「気持」と「気分」が…

ご用心召されよ、まやかしで御座る(2)

「あやかし」と「まやかし」は似た言葉です。 しかし、意味も似ていますが、 出処が違います。 "まやかし"は、人を惑わせる人間の業、"あやかし"は、人外のもので、理性では説明できないもの(おそらく、こじつけるなり、ごまかすなりして)語る言葉です、と…

ご用心召されよ。「まやかし」で御座る(1)

「あやかし」と「まやかし」は似た言葉です。 しかし、意味も似ていますが、 出処が違います。 "まやかし"は、人を惑わせるもの、或いは惑わせる法。 嘘や出鱈目、出まかせ、でっち上げから、催眠術やマルチ商法の話術など、つまり、人を騙す意図で使われる…

爺心に潜む女装願望?

この老人ホームには、80人異常の(違った!:以上の)老人、もちろん65歳以上が、住んでいる。 時々、仲間でカラオケをやっいる。 当然、唄う歌もも古い。 古目の爺なら、♬ 銀杏返しに、黒繻子駈けて(島倉千代子)♬ とか、 中古の爺なら♬ 独り酒場で飲む酒…

危 険 だ !

今日、1階の廊下でフエイス・ダウンで前向きに倒れそうになった。 左足の先が、「喫茶コーナー」の看板を乗せた椅子の前脚が私の左足の先に引掛ったからだ。 倒れそうに成ってそのままタタラを踏んで、前のめリに進んでっていったが、幸い左側に壁があった…

三矢の教え

有名な故事の一つに毛利元就(長州藩藩祖)があります。 ある日、元就は、自分の三人の息子、後の毛利隆元、吉川元春、小早川隆景、を呼び寄せ、一本の矢を取り出し、「折ってみよ」と命じました。 三人のいづれの子も、易々とその矢をおりました。 次いで、…

責任感

この言葉は、高校の英語授業で学ぶ英単語だと思うが、Responsibility(レスポンシビリテイ) と普通「責任(感)」と訳されている英単語だ。 この言葉はレスポンスする、つまり、責任に敢えて応える姿勢を示している。 さらに、社会人レベルになると、覚える…

老人介護、それとも 老人虐殺?

この施設では、風呂の着替室に冷水機(?)が設置されているのを、一昨日発見した。。 「年寄りの冷や水」と昔から言っている。 年寄りは、冷水浴であろうと、冷水と飲むのであろうと、冷水は避けるべきだ、と経験的に言い習わしているのだ。 だが、年寄りと…

年寄りの冷水

昨夕、風呂場へ行って驚きました! ことは緊急を要すると思うので、このメモで、驚いた理由を書きます。 ご承知のように、昔から、「年寄りの冷水」ということを言います。 この諺の意味は、「年寄りが不相応なことをするのを窘める(たしなめる)」ところに…

巡回イン・コンビニ販売車

人口が減り、高齢化した山村へ、巡回移動販売車が来るように成った。 体が不自由になり、遠出はもちろん、近場の外出すらも不自由になった老人たちの便を計って、回ってくる巡回販売車が増えているのは良いことだと思われる。 老人ホームは、必ずしも山村に…

主体性

私は、人間には「主体性」というものが備わっていると思います。 いや、そのように感じています。 主体性は、自意識(自己意識=自我意識)とは異なります。 意識して無いのですから。 主体性は、自意識の背景にある本能的な自分という存在の確認です。 主体…

「思いやり」は相手の主体性を損なう

相手が赤ん坊ならいざしらず、成人には、「自分」と言う認識がある。 この自分の意識は誰にとっても、本能的なものである。 従って、誰もが、自分を失いたくないと感じている。 この意識は本能的なものであるから、容易に抜き去ることは出来ない。 親切は、…

タダ生活の購い(あがない)方

私は貧しい家の9人兄妹の末っ子として生まれた。 子供も頃、近所の活動写真小屋へ、タダで活動を見に走り込んだ事が多かった。 小屋の奥の映写室に近い入口に、切符切り(見張り)のお婆さんが居たが、入口がノレンであることと身体が小さいのをを利用して、…

老人ホームの食事管理のあり方

老人ホームには、何らかの理由で、家庭では面倒を見られなく成った人たちが集められています。 そうした理由としては、当人の身体の障害や精神障害、積極的意思・希望、が考えられます。 もちろん、高齢者が中心ですから、炊事、洗濯、入浴、などについての…

面壁3年

この老人ホームには、老耄の人、認知症患者が多い。 施設(3階建)では、彼等を2階へ隔離して入れているのだが、近頃は、ボケや認知証患者が多くなってきたせいか、儲けを膨らませるためか、施設では、基本的に不文律で健常者中心と決められている1階へ彼等…

ペーソス

♬ 銀杏返しに黒繻子掛けて、泣いて別れた隅田川 思い出します観音様の ♬ 懐かしなぁ。 ♬ 独り酒場で飲む酒は、^わかれ涙の味がする ♬

ささやかな理想

理想は、もちろん心の中にある。 その理想じゃない。 願いと言ってもいいかな。 小さな願いのことだよ。 誰でも、こうありたい、こうあって欲しい、と望む事や物があるだろ? そう、それだよ。 そうならないと、そうなっていないと、気に入らない。そんな物…

太鼓の響

赤ん坊は、太鼓を喜ぶ。 太鼓が響くのが、嬉しいのだ。 北朝鮮も、太鼓をの響きを楽しんでいる。 響かないと寂しい。 誰でも、太鼓の響きを求めている。 お祭りだ。 踊ろうよ。 ドン、ドン。 響きは、フィードバック。 それも、紛れの無い、イミデイエイト(…