鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

人間

消え去った「談論風発」

「談論風発」という言葉は、ありますが、最近は、とりわけ老人の世界には、その実態は無いように感じます。 それと言うのも、学生時代には居たような「風発」の相手が少なくなってきたからだと思います。 注: 盛んに語り論ずること。▽「風発」は風が吹くよ…

譫妄(せんもう)よりの帰還

古い話だ。 鎌倉のある病院の病棟に居た。 何時ごろから居たのか、よく覚えていない。 ただ、病院のベッドで、随分長く生活していたように思う。 医者がときどきやってきたのを覚えている。 医者の顔も名前も、良く思い出せない。 彼は、男だったと思う。 中…

いろいろな年

お年ですねぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・慰めの年 お年ですから・・・・・・・・・・・・・・・医者の年(労りの年) ・・・・・・・・・・・・・諦めの年(投げやりの年) 老いぼれぇ!・・・・・・・・・・・・・・北朝鮮の年(軽侮の年) …

気 分

「気」は難しいテーマだ。 いろいろな意味を持っている。 これが壊れると、人は病気になったり、怒り出したりする。 では、「気」について調べてみよう。なお、予め断っておきますが、筆者は、医者ではないし、医学を学んだ者でもない。 以下の記述は、素人…

老人というもの

老人(高齢者)についての固定観念がある。 「むかし、むかし、あるところにお爺さんとお婆さんが居ました」 これだけで子供たちには、その場の状況が彷彿と想像できた。 そこに小さな川が流れカエルがいたし、野原が拡がり、小山があって小兎が跳ね回ってい…

例外=発想の転換

「例外」です、という説明が良く為される。 果たして、「例外」とはなんだろうか? 例外があるということは、「一般」があるということに違いなない。 では、まず、一般の例を見てみよう。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 老人は…

思い掛けているのに穴

自分では、当然のことと「思い込んでいる」ことによく穴が有るので、注意が必要だ。 この穴は、日頃物事を進めるのに、慎重で、注意深い人でも、簡単に落ち込む穴なので、注意の上に、いっそうの注意を払う必要になる。 その例が、大雨や雨続きの街の道路が…

景 品

私は「お喋り」は苦手で、嫌いである。 ところが、中学生(旧制)時代、弁論部に籍を置いていたことがある。 しかも、部長であった。 従って、最近は「うるさい奴」と思われているかも知れないが、寡黙だとも思われているらしい。 その寡黙な私が、お喋りな…

貧すりゃ、鈍をする

標題の意味は、「貧乏すると頭の切れる人でも愚かになる。 貧乏すると生活に追われて、どんな人でもさもしい心を持つようになる」らしいのですが、私は、今朝、思いがけなくも、似たような状態に置かれました。 ちなみに、私にとっては、「貧」は常時のことで…

集団社会

~フアースト ひところ、「XXファースト」と言う言葉が流行った。 アメリカでは、いまだにそう言っているご本尊がいる。 日本では、この言葉は廃れた。 元祖のXXフアーストの言い出しっぺが、セコンド、いや、サードに落ちぶれたからだ。 ファーストは、先頭…

万事、遅きに失す

老人は、何をなしても、物事の処理が遅いことは、先に別のブログで述べた。 この「遅きに失す」ことが、諸事の支障をきたすことを、改めて述べたい。 順番 日本人の美徳の一つに、「何事にも老若男女の別なくキチンを順番を守る」というのがある。 雨雪の日…

バリアーフリー

健常者には、バリアーとは見えないもので、バリアーフリーでないものも多い。 しかし、老人と若者にとっては、バリアーの種類が違うらしい。 昨年のこと、自分が卒業した大学を50年ぶりに訪れた。 ところが、キャンパス(正門)へ入れなかった。 昔の正門は…

攻めの一日

「ごめんなさい」。 こりゃ、謝りの言葉だね。 何か悪いことでもしましたか? 「すんまへん」。 関西弁に言い換えてみても、同じだよ。 やっぱリ、誤ってる(いや、謝っている)。 相手は、まだ海のものとも、山のものとも、分っちゃいませんよ。 だのに、の…

人間の身体の総体的治療

先日、体調が悪くて、ある病院へ行った。 体調が悪いと言っても、老人のことだから、腰が痛い、足がだるい、胃の調子が悪い、良く物が見えない、とまるで、病気の百貨店のように、いろいろなところに、不調を感じているのである。 江戸時代なら、こんな時に…

種類が違う?

「種類」が違うのと、「程度」が違うのとを混同してはいけない。 同じように違っても、「違い方」が違う。 西洋人と東洋人は、種類が違う。 しかし、程度は違わない。 西洋カブレは、西洋崇拝に他ならない。 種類が違うだけなのに、何故崇拝する? 「鼻高」…

老 心

喜心=人生楽しむ、 老心=人を思いやる老婆心みたいに、 大心=くよくよしない (Yahooより) 心にも、いろいろな「心」があるのですねぇ。 私のは、老心からです。 もっとも、老婆じゃありません。 80歳を越えた老爺です。 近頃、餓鬼共の間で、「イジメ」…

体で覚える

パソコンのキーボード操作やピアノの引き方のような「身体で覚える」技術・知恵がある。 こうした知恵や技術の他にも喜怒哀楽のような「情」の動きも小脳の働きに依るものだとされる。 この小脳は、大脳の後ろに存在する小さな脳だが、大脳よりも遥かに大き…

同士の集い

知っている連中が、どんどん減って(死んで)行くのは、寂しいことだ。 同世代の連中が減るのだから、いわば同じ文化の空気を吸った同士が減っていくようなものだ。 そう言えば、男女の間にも、文化的相違があって、「同士」にはなり難い。 女の文化は、男の…

首(クビ)

「排除する」という言葉が、党勢の低落へ導いたとされている。 民進党からの加盟者の中でも、XXXは「排除する」という発言が、民心の反感を呼んだらしい。 言葉は、大きな影響力を持つ。 私が棲む老人ホームに於いても、毎朝、入居者の体温を測定するために…

老人は遅い

老人が「遅い」のには、いくつ訳かある。 しかし、「おそい」と「とろい」のとは、訳が違う。 若者にも、「トロイ」奴が何人も居る。 老人が遅いのは、体力が落ちているからだ、知力が劣っているわけではない。 知力といえども、昔からの知識、常識で、頭が…

さり気ない

「さり気ない」という言葉は、最近、あまり聞かない。 峰の嵐か松風か 訪ぬる人の琴の音か 駒をひきとめ立寄れば 爪音高き想夫恋 黒田節の第二節である。 「爪音高き想夫恋」の琴の音を尋ねる人の宿の傍で、盗み聞きしている様(さま)を表しているように読…

ないまぜ

今日は、複雑な気分を味わった。 バスに乗ったら、丁度、満員だった。で、二ストップばかり、立ちん坊だなと思ったら、最前列に座っていた60歳ぐらいの中老らしい「奴」が、サッと立ち上がった。 俺に、座れと席を譲ってくれたらしい。 衆視の面前だ。 「何…

創 造

創造(良い考え)は、瞬間的なものである。 インスピレーシヨンが、創造を生むので瞬間的なのである。 創造は,如何様な場面(場所:三上、時、)に於いても、誰の心の中でも、起こり得る。 だが、瞬間的なインスピレーションとして現れるので、長くは留まら…

暗夜行路

私が説明する暗夜行路は、志賀直哉の「暗夜行路」とは少し違います。 登場人物も時任謙作ではありません。 登場するのは、あなたです。 母の腹から、生まれ出たあなたにとっては、この世界は正に「暗夜」だった筈です。 この暗夜を進んで行く為に与えられた…

教え方

シテミセテ イッテキカセテ サセテミテ ホメテヤラネバ ヒトハウゴカジ (山本五十六) 「おちょくり」でも良い。 おちょくられている方も、おちょくりだ、と分っていても調子に乗る。 調子に乗れば、ハズミが付く。 弾みが付けば、猿どころか、豚だって、木…

情(じょう)

じょう〔ジヤウ〕【情】 1 物に感じて動く心の働き。感情。「憂国の情」「好悪の情」「知情意」2 他人に対する思いやりの気持ち。なさけ。人情。「情の深い人」「情にもろい」 3 まごころ。誠意。 4 意地。 5 男女間の愛情。また、情欲。「夫婦の情」「…

太鼓持ち

「いつの世にも、悪は絶えない」は、某作家の某題名の小説をテレビドラマ化した番組の出だしの言葉である。 同じように、いつの世にも、権威者の陰で、うごめく「提灯持ち (太鼓持ち 、腰巾着、 茶坊主)」の存在は絶えない。 現政府の総理大臣にも、太鼓持…

「気」は不思議なものです。 人間の身体の何処に「気」があるのか知りませんが、生活の随所に「気」が現れます。 気分、気持ち、気心、気力、生気、気が弱い、気強い、気が咎める、気が進まない、気風(きっぷ)が良い、数え上げると、キリがありません。 し…

主体性(2) (主体性確立の実際)

実存主義(じつぞんしゅぎ、フランス語: existentialisme、英語: existentialism)とは、人間の実存を哲学の中心におく思想的立場。あるいは本質存在(essentia)に対する現実存在(existentia)の優位を説く思想。実存(existenz)の元の邦訳は「現実存在」…

独り善がり

近代教育の祖ともわれるペスタロッチに「与える愛」という有名な言葉がある。 戸山滋比古著 知的な老い方 ペスタロッチ(1746年1月12日 - 1827年2月17日)は、スイスの教育実践家、シュタンツ、イベルドン孤児院の学長。 フランス革命後の混乱の中で、スイス…