鉄道大臣

夢寐のたわごと

人間

履物(はきもの)

私は、今年の一月、90歳になった。 いわゆる卒寿である。 卒寿つまり、「寿命」を卒業したのである。 長い一生であった。 長い間、履物を履いてきた。 9人兄弟姉妹の末っ子に生まれたが、私が、自分に目覚めた年ごろには、長男が家庭の実権を握っていた。父…

老いの感懐

この地球に生まれて、90年経った。 もうぼちぼち、地球から、おさらば、するか! 地球上に約70億人の人間が住んでいるといわれる。 この人間について、基準を求めるとなると、これは難しい。 でも、基準は設けられている。 例えば、人間の「体温」は、36.0©…

あなた Ⅱ

医者は、データの基づいて診断する。 データは、複数の事例に基づいて作られる。 複数は、あなたではない。 あなたは、あなたである。 いくら他人を積み重ねても、あなたにはならない。 不調は、あなたが感じている。 他人の感じではない。 いくら他人の感じ…

あなた

全て世の中に流通するものは、「一般化」されて流通する。 さもなければ、「流通」自体が困難になる。 世の中は複数の人間が社会を形成して成り立っている。 これらの「諸」人間の間に「通じる」ものは、誰にも当てはまるようになっている。 当てはまらねば…

継ぎ足し学習(読書)

当然のことながら、私は自分の誕生日を正確には知らない。 誰でも、生まれたてで自分の生まれた日や時間を認識できる筈が無い。 大抵の場合、親が役所に届けるのである。 私の場合は、9人兄弟姉妹の末っ子に生まれたから、親が届をさぼり、長男が代わりに届…

平坦(へいたん)

全く起伏のない平坦な長い道をトボトボと、独りで歩いてゆくのは、退屈なばかりでなく、やりきれなく、心細いことだと思う。 何の起伏も、出来事も起こら無い「空洞の変哲のない」長い経路は、歩くだけでも辛い。 自分が、その経路のどの辺りにいるのかも知…

幼楽若楽老楽 (日々是好日:Ⅱ)

「日々是好日」と言う。 「生きている毎日毎日を一喜一憂することなく、幸せに生きよ」という意味だと思うが、さらにこの点を掘り下げると、毎日、毎日が「生」であり、これの積み重ねが、人間の一生ということになる。 ところが、誰もが経験しているように…

日日是好日

==================「日日是好日」は、表面上の文字通りには「毎日毎日が素晴らしい」という意味である。 そこから、毎日が良い日となるよう努めるべきだと述べているとする解釈や、さらに進んで、そもそも日々について良し悪しを考え一喜…

しかん-たざ【只管打坐】

私は、老齢(70歳過ぎ)になってパソコン操作を教わった。 まごつくことも多かった。 最近(90歳寸前)になって、色々な種類のデジタル器具に触れるようになった。 多くのデジタル器具が売られている。 例えば、充電式懐炉、スマホ、Wi-Fi、とおそらく数え…

似たもの夫婦

今日、病院へ行ってきた。 大総合病院である。 沢山の老人夫婦が来ていた。 彼らを見ているうちに、ふと気付いた。 驚いたことに、彼らの多くが、互いに、体形、風貌、等が似ていることが多いのである。 似た者同士が夫婦になる。 いや、長年、同居している…

「痛み」が消えた!

知ってる人なら、知ってる筈。 あの腰痛の痛さは、耐え切れん。 動けない! 這うのもやっと! 「歩く」は、論外のこと。 痛さも、痛さ、とにかく、座っていても、それだけで痛い。 そこで、ある総合病院へ運び込まれた。 レントゲン写真、MRI、診断結果は、…

鬱陶しい男

― この子持ちの中年男、一見、真面目だが、動作がぎこちない。― ノックをせずにドアーを開け、突然に名前で呼び掛けてくる。― 決められた仕事は、キチンとソツなくこなす。― 物事を依頼した場合、信頼できる。― あまり、口を利かない (口数が少ない)。― 鈍(…

憎めない

当人に悪気はないが、ヘマが多い。 決められた事はできるが、機転が利かない。 教えねば出来ないので、いや、教えても出来ないので、手数が掛かる。 結果として、少々のヘマは、当方が諦める。 当人は、自分のヘマに気付かない。 気付かずにヘマを犯す。 こ…

人は変われない

「人が変わった」ようだ、という表現があるが、90年の経験からいうと、そんなことはあり得ない。 なるほど、目で見る故郷は、昔と大きく変わって近代化しているが、頭に残る故郷の風景は、そのままである。 人の心は、そう簡単に変わるものではない。 木像に…

社会的禁忌

最近、本を読んでいて、きわめて珍しい表現(言葉)にぶつかった。 「滂沱(ぼうだ)」がそれである。 私は、相当広く本を読んでいると思うが、私の記憶では、辞書は別として、普通の読み本の中で、この表現にはぶつかったことは無い。 この言葉は、「滂沱の涙…

発想(はっそう)

発想は、「ポロッ」と突然に落ちる。 待ち構えては、ダメだ。 「予期せぬ」というところで、くつろいで、襟を開いていると、襟の中から、ポロっと落ちる。 武家屋敷のような門構えで、「構えている」と出るものも出ない。 敷居が高いと、入るのも高いが、出…

自由の喜び

私が生まれた地方の方言で言えば、どちらかといえば、私は「堅い」と思う。 決めた約束は守る。 決められたルールには従う。 90歳になるこの年まで、原則として、堅く生きてきた。 だが、このような生活を続けていると、だんだん気が小さくなってくる。 一寸…

自己ベスト

自己ベスト(じこベスト)スポーツ選手等が過去になした個人記録のうち最も優れたもの。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 =============================== スポーツ界の言葉(表現)だそうだが、良い言…

順番待ちⅡ

年齢から言って、自分の「番」が来て、当り前と思っているのに、その順番が中々こない。 周囲の人で当然と思われる年齢の人たちは、順番通り、バタバタと死んでいる。 姉も、兄も、あの先輩も、あの著名な音楽家も、あの芸能人も、あの女優も、共に発表され…

イメージ

イメージは、主観です。 誰かの主観です。 あなたが頭の中に描くイメージは、あなたの主観です。 街のレストランのメニューに描かれている料理のイメージは、その店の親父の主観です。 もっとも、店のメニューの上であなたが見るイメージは、この時点で、あ…

順番待ち

必ず、自分の順番が来ると判っていて、長時間、開店を待たされるのは、全くやりきれない。 お気に入りのスイーツを買うために、その店の前で、寒い日の朝早くから長蛇の列を作って、開店を待つっている気もちは、判りますか? そ! そんな気もち。 それが、…

平等という夢

人間は生まれた時から平等ではない。 人間は本来不平等である。 さらに考えると、自然は物事を人間が行なうように、「計画的」に世界を創造したのではない。 その意味で、世に存在するものは、すべて不平等であり、歪(いびつ)である。 平等は人間の頭の中…

遠視(えんし)

人は、遠くを見るを好む。 防波堤の突端にあって、海の彼方を見る。 山の頂にあって、四方の山々の山波を見渡す。 沈思して、心の隅々まで見渡す。 人の目は、遠くを見ようにできている。 人の目は、展望を好み、足下(脚下)を嫌う。 人は、遠くに目標を定…

上から目線

上から目線は、人間の自然の傾向(性=さが)か? 子供が生まれると、親はその子を「可愛い」と思い、可愛いと言う。 親が、我が子を「可愛いと思い、可愛いと言う」のは、上から目線での思いであり、上から目線のもの言いである。 これを拡げた思いが、昔か…

礼儀(れいぎ)

れい‐ぎ【礼儀】の意味1 人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。 特に、敬意を表す作法。用例: 「礼儀にかなう」、「礼儀正しい人」、「親しき中にも礼儀あり」、「礼儀作法」2 謝礼。報謝。1. 「それは―いかほど入り候はんや」…

失敗(しっぱい)

「失敗は成功の基」。 よく言った。 同感だ。 だが、コストが掛かる。 努力、資金、時空間、支援、ETC.。 いろんな意味で、コストが掛かる。 コスト投下は、成功にも、失敗にも繋がる。 コストには、互換性がある。 仮に、資金が無くとも、時間がある。 時間…

見ている

貴方(貴女)は見ている。 自分の目で見ている。 他人も、彼らの目で見ている。 自分に見えるのは、自分の世界。 他人に見えるのも、他人の世界。 自分の頭(立場)で考える。 他人も他人の頭(立場)で考える。 自分も誰もが自分の頭(立場)で考えている。…

悩み(なやみ)

良医は、心の問題まで処置し、治療してくれると言う。 私は、老人である。 頻尿に悩んでいる。 夜中、度々小用におきるので、睡眠も安らかに採れない。 医者に、相談すべきだと思っている。 おそらく、泌尿器科の医者に相談すべきなのだろう。 しかし、困っ…

心像(しんぞう)

イメージ【image】 心に思い浮かべる像や情景。 ある物事についていだく全体的な感じ。 心像。形象。印象。 また、心の中に思い描くこと。 「イメージがわく」、「イメージをふくらませる」、「企業イメージを高める」、「電話の声からイメージした人と違う…

自己啓発

「60歳の手習い」と、昔から言い習わしています。 私は90歳の手習いです。 何を習った? 手習いの方法です。 順序立てて,説明します。1 聞く。2 読む。3 話す。4 書く。5 黙る。最近は、書いています。