鞍馬天狗

夢寐のたわごと

老人ホーム

老人ホーム生活の利点

有料介護付き老人ホーム(以下、単に老人ホームと呼ぶ)の不自由な生活にも、いくつかの利点がある。 お金を払ってお願いする「介護」は、自立者、並びに軽度の要支援者にとっては、勿論、不自由(拘束=お節介)そのものだから、「介護」は利点と数えられな…

近づく敬老の日

老人ホームは、如何に「拘束の無い」を謳おうとも、その性質上、自立者にとっては、拘束条件に満ちている。 従って、「自立した老人」、「軽度要支援老人」を受け入れる老人ホームは、彼らにとっては「自由で気楽な生活の場」とはならない。 老人ホームは、…

我輩は店子(たなこ)である

我輩はある老人ホームの店子である。 名は、ハッキリしている。 どこで生まれ、どこに住んでいたかも、明確に記憶している。 なんでも、町中のガヤガヤしたところに生まれ、その後もちゃんとした土地に住んでいたことを覚えている。 我輩はここで初めて、お…

さんまの塩焼き

今年は、サンマが大漁らしい。 裏町の通りを歩いているとプーンとサンマを焼く匂い。 堪らんなぁ。 Good news! と思いきや、サンマ大漁、サンマの値段が下がる、と新聞、テレビで騒ぎ、煽りたテレ立てるほど、このnewsがgoodじゃなくて、と言ってもbad じゃ…

老人ホームの管理

一般に、老人ホームへ新たに入所してくる人は、どんな人かが分からない。 要支援、要介護、認知症患者、などが、色とりどりで入ってくる。 事前に、予備知識を与えられている職員はともかく、入居者同士だと、暫く様子を見る内に、どんな人かの見当が付き始…

老人の自然の衰弱

私は、この系統の老人ホームへ心神耗弱の状態で入居してから、20年近くなる。 この系統の老人ホームは、割に手広く事業を進めていて、私は同系統の何箇所かの老人ホームに渡り住んだが、気付いたことが、幾つかある。 入居させられている老人がいずれも、年…

親を預けたくなる老人ホーム

近頃の「有料介護付き老人ホーム」の売り文句に親を預けたくなる老人ホームというのがありますが、そんな老人ホームなんかありはしません。 ただ、親を預けたくなる老人ホームの職員は居ます。 老人ホームの良し悪しは、職員の良し悪しで決まります。 最近の…

躾(しつけ)

しつけ(躾・仕付けまたは仕付)とは、人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること。 概念的には伝統的な子供への誉め方や罰し方も含む。 ドイツ語では、しつけのことを、die Zuchtとい…

栄誉

同じ呼称で、呼ばれている。 刑務所の囚人が、出獄を許されて娑婆へでるときに、迎えてくれる人を「身元引受人」と呼ぶ。 この老人ホームに入れられている我々の入居費、家賃、を払い、(おそらく、死後の死骸引取人)も、「身元引受人」と呼ばれている!

老人(高齢者)ハウス

鉄道駅や公園の片隅で、日が落ちてく暗くなっても、ベンチなどに寝ている見窄らしい(みすぼらしい)人々を、世間ではホームレスと呼びます。 彼らは、ハウスレスであるのみならずホームレスでもあります。 つまり、家も無ければ、家庭も持たないのです。 最…

老人ホームの水害

ある日、私が棲む老人ホーム(施設)の廊下に積み上げられた段ボール箱の多さに、驚愕した。 日頃は、気もしていなかったのだが、ダンボール箱の外側に印刷された内容説明を読むと、どれもこれも、サイズこそ違え、おむつの山。 この施設には、80人を超える…

数を揃えりゃ、歩も勝てる

♬ 歩のない将棋は、負け将棋 ♬ それは「歩」の泣き言だ。 歩も数を揃えりゃ、負けやせん。 矛先揃えて堂々と進む、庶民の力を侮るな。 18世紀中葉に始まったフランス革命、自由、平等、博愛の旗印を掲げて、数百年続いたブルボン王室を倒した。 (歩=第三身…

嚥下困難

「喉元すぎれば、熱さを忘れる!」。 「熱い」まま放って置かれたら、どうなりますか? 嚥下困難を感じているご当人には、仕様がありません。 嚥下困難は、得てして、ご老体に多い問題ですが、身体が不自由になっているご老体が放って置かれると、当人は本当…

汚濁の真っ只中

20年近くの有料介護付き老人ホーム暮らしで、漸く気付いたことがある。 この種(有料介護付き)では、世間の一般老人を「篩(ふるい)」にかけて、「特に」介護を必要とする老人を「有料で」引き受けている。 その結果どうしても「篩」を通した「よりすぐ…

タワケの館(やかた)

下記は、あるニュース・キャスターの書いた「報道(?)」のまえがき記事を写し取ったものです。 私は、ある系列の介護付き有料老人ホーム・チエーンの中の幾つかの施設の間を転々としながら、十数年住んでいる90歳近い老人です。 下記に記事についてコメント…

見てきたような嘘を言う

山本周五郎、池上正太郎、藤沢周平、等、時代小説作家の作品を読み過ぎたのでしょうか、「武士の剣闘」に於ける「間合いを読む」ということが、常に気になっています。 「間合いを読む」とは、私の理解では(啐啄=そったく)のことです。 啐啄とは、すなわ…

腹膨るる技(わざ)

旨いものを食う。 と言っても、何が旨いかは、人それぞれに、好き嫌いがあるから、簡単には、「旨い」ものとはいえない。 腹が膨れるだけなら(病気や妊娠で腹が膨れるのは別として)、食物さえあればよい。 尤も、 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~…

行政に依るゴミ処理垂範

厄介な「粗大ゴミ」の処置に、どの家庭も困っている。 ところが、行政は、一定に金額の金を徴収して、粗大ゴミの処置を肩代わりするシステムを考え出し、率先垂範して公的制度を設立し、応援している訳だ。 民間でも、このやり方を見習って、粗大ゴミ処置を…

老人党異聞

私は、レッキとした老人である。 先日、「結党!老人党」と言う題名の長編活動写真を(アマゾン経由の無料見放題DVDを通じて)見た。 現代の若者なら、これは「映画」、乃至「長編テレビ・ドラマ」と呼とも呼ぶであろう活動写真であったが、面白かったし、有…

啐啄(そったく)

啐啄(そったく)という言葉があります。 「啐啄同時」と言った具合に使う言葉です。 その意味は、下記に記しました(注参照) ~~~~~~~~~~~~~~ 「そつ」は「啐さい」の慣用音。 雛ひながかえろうとするとき、雛が内からつつくのを「啐」、母鳥…

日本には、不思議なものが、いくつも有る。 例えば、「気」がその一つである。元々、「気が知れない」といった風に「知れないこと」を承知で使う言葉だから、不思議でなかろう筈がない。 いま一つ不思議なものの一つは、「間」である。 うっかりしていると、…

老婆の品定め

この狭い世界にも、「口コミ」はある。 私が住む老人ホームの入居者総数は、約80人強。 ボケ、認知症、健常者(自立者)、いろいろ取り混ぜての80人強だが、概して、健常者(自立者)の数は少ない。 他方、老婆の数は多い。 さた、いかに老人とはいえ、老婆…

ピーピング・トム

ピーピング・トムとは、今は、死語となっているが「出歯亀(デバガメ)」の英語版である。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 注:出歯亀(でばがめ、もしくはでばかめ)とは、明治時代に発生した殺人事件の犯人として捕らえられた男性のあだ名、もしく…

自己顕示過多症

私が住む老人ホームには、間断なく、甲高い、大声で、その場の独占し、喋り続ける「お喋り婆」が居ます。 この婆を何とかしたいのですが、良い方法はありますか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ その婆さんは、「…

現(うつつ)を抜かす。

うつつを抜かす 「夢か現かまぼろしか」から来たもので、「現(うつつ)」=現実、を離れること。・・・・・・・・(鉄道大臣) この表現が、以下のような場合を描写するのに使えるのかどうか解らないが、見た感じ(聞く感じ)では、正にそう表現したく成る…

老人ホームの幸せ条件 (年老いた自分の親や祖父母を預けられるか?)

全般 世間には、老人(高齢者)についての固定観念がある。 しかし、老人は一様ではない。 老人も、また生活する。 しかも、その生活の態様も一様ではない。 各人は、長い一生を通じて練り上げてきた自分なりの生活態様(習慣)を身につけている。 老人ホー…

羊頭狗肉

注1:みなさんは「ねこまたぎ」という言葉はご存知でしょうか? 初めて耳にする方いると思いますが、この言葉は魚についての言葉です。 つまり、魚が好きな猫でも、食べないで、嗅いだだけで、またいで通り過ぎるほど、不味い魚という意味です。(Web 辞書…

ぞんざい

人によって。程度の差はあるようだが、言葉遣いや人扱いが「ぞんざい」である場合とそうでない場合とがある。 ここで言う、「人による」とは、応接するヘルパーの人によると言う意味であって、相手(入居者の人による、と言う意味ではない)。 相手は、大半…

痛々しく迷惑だ

老人ホームでは、「遊び」が少ない。 だが、殆どの人が「遊び」を求めている。 現代の有料介護付き老人ホームは、殆ど例外なく、自立者(健常人)とそれ以外の要支援、要介護、の人たちが、混住することが原則になっている。 従って、老人ホーム内の「遊び」…

麻雀

麻雀は、複雑なゲームである。 勝負(勝点)を決める要素が極めて多いのである。 その要素を「役」と呼ぶ。 言い換えれば、「役」の種類が多いのである。 それだけに、熟練した者に、未熟な者の目を盗む(ちょろまかす)幅が広くなる。 このゲーム中は、未熟…