鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

晦渋・誤魔化しの方法

人の目を晦ます(くらます)方法には、いろんなやり方がある。

 

多数決を利用:民主主義では、多数決が物事の決定で、有力な手段となる。 この方法を使えば、少数派を簡単に抑えることが出来るし、多くの人の目をごまかすことが出来る。 この場合、主に使われる補助手段は、投票であるが、投票に参加しない人、出来ない人、などの票も、決定の要因として使われる。 こうした投票に参加しない人の票は、つまり「サイレント」票は、決定に参画していないのにも関わらすず、物事の決定要因とされる。

 

サイレント票が多いと、これを悪用して、自分たちの都合の良い様に物事を決める為政者、経営者、管理者、などが現れる。 注意が肝要である。

 

確信犯であること: 母の卵巣の中で、生を受けた時、足下にはなにもなく、頭上にも、左右にも、何も存在しない空間、ただ空虚な羊水の中に漂う一個の人間となった。 生まれ出て世界を初めて見た。 不安である。 依って立つ場所が欲しい。 最初の立つ場所として、家族を経験する。 成長に応じて、友達、学校、出身地、就職先、など、おいおい立つ場所(所属集団)を確認して行き、「立場」が決まってくる。 

 

 立場が確実でないと、自分が定められない。 確信が持てない。 立場(所属集団)に忠実であること、これが自分確信の根拠となる。 所属集団に忠誠を誓うことが、自分維持の根拠となる。 こうして所属集団が、コミットするやも知れない悪事に忠実であること、つまり加担することが、自然、容易、当然と思えるようになる。 

 

 これが確信犯(確信を持って犯す犯行)の出発点である。 そうした確信犯を生み出す根拠としては、古くは、水戸藩の大日本外史、明治の教育勅語軍人勅諭、などがあり、近代に至っての代表的なものとして、誤って理解されたイスラムの教え、オーム真理教の信仰の根拠、某宣伝会社の「鬼十訓」、各事業会社の創業の理念、などがある。

 

 人は弱い。 アローン(独り)では、生きてはいられない。 こうして、世間には、確信犯が満ち溢れる。 このような確信犯の真っ只中にあって、自らの立場を自分で確保する、つまり、「自立」する精神は、極めて貴重である。