鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

老人ホームの有料化(続:1)

 

老人ホームの有料化が、多くの問題を生むことは、先の私のブログでも紹介しました。 次に、挙げる問題もその一つです。

 

先に、説明したように、「有料」老人ホームは、多くの場合、健常者、異常者の「混住」になります。 混住している入居者たちが一堂に会して食事を取ることも普通のことです。

 

私が居住している比較的規模の大きな老人ホーム(入居者80人強)の施設では、2軒の訪問歯医者が出入りしています。 それぞれ週一回、やってくるようです。

外出困難な身体障害者も多く住んでいるからです。

 

一堂に会した毎日3会の食事は、食事ばかりでなく、会話も楽しみです。 その楽しかるべき食事中に、自分の入れ歯を皆んなの前で出し入れし、舐めたり、茶で洗ったりする不心得な人もいます。 しかも、業とではないまでも、話の成り行きから、入れ歯の自慢(例えば、インプラント、etc.)まで始まることもあります。

 

大きな老人ホームでは、食事に使う食器など数多く、何度も何度も使い古した食器を使い回すものと思います。 そのうちに、食器や箸の塗が剝げたり、縁が欠けたりすることも起こってきます。 健常者は想像します。 そうした塗りが剝げたり、縁の欠けたりした食器は、目の前の入れ歯を出し入れする仲間の口が触ったり、舐ったりしたのだ、と!  おぞましい気持ちです。 

 

それでなくとも、日頃、まずいと感じている食事ですから、旨かろう筈がありません。 「病院食よりは、マシだ」と、楽しかるべき老後に巡り来たった不幸を嘆くより、他は無いのです。