鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

奇兵隊 (高齢者自助アソシエイツ:續)

 

長州藩高杉晋作が創設した武士、庶民(町民、百姓、他)を糾合した奇兵隊は、薩長軍を主体とする新政府軍(官軍)の一翼を担って、260年余の年月を経て築き上げられた江戸(徳川)幕府の武装、兵力の両面で勝る会津桑名藩兵主体の幕府連合軍を、京都の鳥羽伏見の戦いで破り、ついで戊辰戦争全体を通じて、錦の御旗を掲げる薩長主体とする新政府軍を構成する有力な部隊となった。

 

士農工商の旧制度を破った新体制国民皆兵の基盤は、このようにして築かれた。

しかし、「奇」を衒った訳ではない。 だが正に、新機軸であった。 隣国、「清」に於けるアヘン戦争での清国軍の惨敗は、虎視眈々と日本国内乱の隙を窺う西欧列強の介入を許さなかった日本の新政府軍の基盤は、こうして生まれた。

 

「自由(Freedom)」の観念すら存在しなかった日本国の旧態依然たる身分制度の壁を打ち破ったのが、「奇兵隊」の発想であった。 旧体制は根強い。 長年の慣れが、その根強さの背景にある。 その根強さを破るのが、発想の転換である。 

 

長年の「老人ホーム」制度への慣れが、「新高齢者処遇制度(例えば、高齢者自助アソシエイツ)」への転換を阻んでいる。 この「老人ホームの壁」を破ろうとする試みの一つのが、「高齢者自助アソシエイツ」の発想に他ならない。 たまたま筆者(鉄道大臣)が、「高齢者自助アソシエイツの主唱者」であるが、別の制度でも構わない。 旧態依然たる高額の金を必要とする老人ホーム制度の改革を望む願望が此処にある。 高齢者自助アソシエイツの主唱は、その嚆矢(こうし)である。