鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

ネーミング(名付け)の不思議 (頭隠して、尻隠さず:和・英・仏・折衷)

ある調査に依ると、日本人はフランス(語、人、国)に対して、憧れています。 その憧れは、幕末・明治以降のもので、嚆矢は幕府によるフランス式軍制の導入にあります。 その軍制の導入に引き続いて、フランスの自由・民権を唱える政治思想、それに文学、芸術など、文化的側面、料理、ファッション、映画、レビユーとシャンソンなどへ影響が日本人の心の中へ染み込んで来ました。

 

日本人は、太平洋戦争後のアメリカ軍の日本進駐の結果、英米、特にアメリカ文化については慣らされてきていますが、フランス文化については、上記の経緯もあって、専ら憧れるのみです。 その点が、老人ホームのネーミング(名付け)にもよく現れているようです。 看板にフランス語が掲げられることが非常に多いのですが、老人ホーム案内書の中身には英語が多く使われ、説明は圧倒的に日本語です。 見学に訪れたときには、もちろん、日本語で説明してくれます。 フランス語は言うに及ばず、英語の説明でも、まずダメです)。

  

ランサーズ(社を通じて)でネーミングの依頼をすると、個人や法人を含む多くのクリエーター、ネーミングライターからコンペに応募があります。 クライアント様は、応募のあったネーミングの中から最も依頼と合うネーミングを選択いただき、気に入ったネーミングを提案したクリエーター1名にお支払いいただくだけ。 応募があったネーミングの提案に対して、修正要望を出すことも、もちろんできます!

  

上記は、ある「名付け」専門の会社(?)についての宣伝(説明)ですが、なんとカタコト英語が多いこと! おそらく、インテリゲンチャである読者(皆さんですよ)が、英語に慣れていなくとも、分った振りをして読んで呉れると期待しているのです。 ちなみに、筆者には、上記の説明はよく分かりません。 特に、クリエーター、ネーミングライターなる人や法人(?)が、どのような職業の人か、法人かがよく分かりません、 なお、ご参考までに、 日本でもよく使われるインテリという言葉、つまり、インテリゲンチャは、ロシヤ語です。

 

介護付き有料老人ホームの名称に多い(よく使われる)フランス語の例

 

ベネッセ⇒ フランス風、フランス人、フランス語

リアン⇒、絆(きずな)

レーブ⇒ 夢

アントレット ⇒ 思いやり、助け合い、心使い

メゾン・サントネール ⇒ 100年の家

ヴィラ・フォーレ ⇒ 該当仏語なし、 近似語 フォレ ⇒ 森、女、

                   アンフォァレ ⇒ ろくでなし (まさか!)

ラ・デユース ⇒ 女神

ソレイユ ⇒ 太陽

  

なるほど、これらのフランス語は、響きの良い、良さそうな名前です。 しかし、シワクチャ顔の老人には、必ずしも相応しくありません。 こうした名称を選ぶ訳は、おそらく外向きに格好良い名前だからでしょう。 でも、惹きつけるべき相手は、若者じゃありません。 老人です。 若い女性向きの化粧品のような名前もありますが、惹きつけるのは嫁さんじゃなくて、お爺ちゃん、お婆ちゃんなのです。 爺さん婆さんには、フランス語はもちろん英語、日本語だって怪しいものです。

  

参考:フランス語⇒ 1, オム(男), ファム(女), アデュルト(おとな), ジュネッス(青年), アンファン(幼児), ヴィエイヤール(高齢者). 2, ジャン(人々), ファミーユ(家族) ... 

 

参照:ランダム名前チャート・フランス語版. 参考図書:「最新第2版 ヒット商品をつくる ネーミング辞典」(株)学習研究社