鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

兵は、拙速を尊ぶ (ある老人ホームでの食事の話)

 

小池都知事の評判は、一時は、大変良かったようですが、現在は、少し影が指してきています。 特に、築地の業者たちの間の評判が、いま一つになって来ました。 豊洲への移転問題の決着をなかなか付けず、もっともらしい理屈を色々付けて、決めるのを引き伸ばしたからでしよう。

 

「兵は拙速を尊ぶ」と言う言葉があります。 その意味は、「作戦に多少の不備があっても、すばやく戦いを起こすことが大切」だというところにあります。 この言葉は、もとは孫子の兵法から生まれた慣用句です。 小池女史は、カタカナ英語が好きなようですから、私も、彼女に習って、英語で言ってみましょう。  フィードバックは、「イミデエイト(直ぐ)」でないと効果がありません。 半鐘も釣鐘も鳴った後で騒いでも、我が家は燃えてしまっているのです。 結果を待つ方は、イライラ(家はめらめら)するばかりです。

 

7月初め頃から、この老人ホームの入居者の間で、暑い時期でもあるので、「ソウメンが食べたい」という希望があリました。 ところが、今夏は、8月末に至っても、ソウメンが全く出されていなかったのです。 これでは、「希望に応えるに」、拙速どころではありません。  No feedbackだったのです。

 

考えてみますと、これはこの老人ホームのメニュー作成の手配りに問題があるからだと思います。 この老人ホームでは、衛生、手間、人手、材料仕入れ、などを色々勘案して、最初に一ヶ月分のメニューまず作成し、そうして作成されたメニューを厨房などの関係部署へ通告し、その一ヶ月分メニューを更に一週間毎のメニューにして、入居者に配布すると言う手順で食事の計画と配膳を運んでいました。  この手配りに問題があったのです。 カレンダーを繰る訳でもないのに、初夏分、盛夏分、晩夏分と順繰りに配膳計画が練られるのですから、ソウメン配膳を最初にメニューに載せるように起案するためには、「晩春」にでも起案を行わないと、間に合いませんね。 

 

これもまた、兵を運用するための言葉ですが、「臨機応変」と言う言葉もあります。 機に臨んで、兵制(軍制)を改むる」のです。 問題のある作戦といえども、変事に臨んだ場合には、それなりの対処の仕方があるする筈です。

 

希望を聞くのは、良いことだと思います。 しかし、鳴らぬ太鼓は、太鼓じゃないのです。「独り踊り」ほど、侘しいものはありません。