鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

交通渋滞 (老人ホーム別談)

おそらく、経営側の金儲主義が遠因だろうが、有料介護付き老人ホーム内でも、思わぬ交通渋滞が起こっている。 足腰が不自由な人にとって、車椅子は、重要な生活用具だろうから、有料介護付きを謳うと、(金を払ってくれる人なら,誰でも招き入れるので)必然的に車椅子に乗った身体障害者「も」受け入れることになる。 斯くて、どんどん、車椅子利用入居者の数を増やすことになる。

 

車椅子に乗ろうが、乗るまいか、また、健常であろうが、あるまいが、人間には「出歩きたい」という欲望(本能)がある。 老人ホームは、通常、江戸時代の棟割長屋、今日のハーモニカ形式の住宅のような、細かい(?)部屋の幾つも部屋の連続体(集合体)で作られている。 一つ一つの部屋は、狭い個室(筆者が棲む老人ホームでは、一部屋平均18平方メートルの広さだそうだ)で、一日中、閉じ籠もって過ごすことは、健常人、異常人(?)を問わず、大抵の人(寝たきりの人は別として)にとって苦痛であるに違いない。

 

そこで、健常人にとっては外出や室外散歩、車椅子に乗った身体障害者健常者にとっても室外散歩(巡回?)、車椅子に乗った異常者(?)の場合には、施設(ホーム)内徘徊が、時折必要になる。 施設内、交通渋滞の問題は、車椅子に乗った異常人の施設内徘徊に寄って引き起こされる。 当人は、異常であるから、徘徊の時間は問わない。 中には、一日中徘徊の異常者も居る。 こうした徘徊車椅子異常入居者の数が増えてくると、施設内での車椅子に依る交通渋滞も増えてくる。 しかも、運転者が異常者であるから、ルールを弁えずに前後左右、勝手に動き気回るから、危険極まりない。 

 

では、一人一人の異常者車椅子利用者に、ヘルパーをアサインすることになると、徘徊時間の決まりがないから、また、ヘルパーの数も限られているから、衝突の危険をさておいても、所要経費が莫大なものになる。 折角の金儲けの願いもフイになる。 「痛し、痒し(いたし、かゆし)」とは、このことを言う。 金の亡者よ、心せよ。 汝の馬鹿な願いが、社会を壊している。