鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

異常人のホーム ―認知症患者、ボケ老人の「館(やかた)」―

私の子供の頃は、「キチガイ病院」ということを言った(いまも。この言葉は、残滓として残って居るかも知れないが)。 現代社会では、「狂(きちがい)」は差別用語として、使用を控えられて居るかも知れない。 そうした表面上の綺麗事は別として、実態は、認知症、老耄(ろうもう)の人も、人として現存している。

 

こうした人達が集合せしめられる場所は、総じて、現代の老人ホーム(それも、「有料!」老人ホーム、昔の姥捨山である。 最近は、世の中が便利になってきて、買い物に出かけ、手に荷物が一杯になっても、「荷物一時預け」、さらには、「コインロッカー」と言う便利なものも出来て居る。 更に、引っ越しなどの必要のため、ないし、災害を受けた後の一事預けのためだろうが、家財道具の収納会社まで出来ている。 「持て余した」荷物(老人)を一時預けする場所、それが「有料」老人ホームである。

 

老人ホームは、頭がおかしくなって、家では持て余すようになった厄介老人、や稀には、自ら進んで、子どもたちに面倒は掛けたくない、と潔く自発的に隠居する老人、色々、健常、異常を取り混ぜて(お金さえ払って呉れるならと)収納する機関も多くなっている。 ちなみに、「有料」老人ホームは、金儲けのための「病院(異常人のホーム)」でもある。 その証拠に、大小企業の、本来の事業目的をかなぐり捨てた各種事業体(ホールディングス)が、このいわゆる「介護事業」へのめり込んでいる。 「介護」は、儲かるのである。