鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

気的老害者

表面が泡立たないと、世間は騒がない。 目立たないからである。 知的障害者の問題が、各地でさわがれるようになったのは、死亡、身体毀傷、等、病院・警察沙汰が起ってきたからである。 知的障害者は、昔なら、健常人から隔離され、いわゆる(キチガイ病院)へ入れられた。 今は違う。 金を払って、(有料)老人ホームへ入れて貰い、健常な老人と「混住」させてもらっている。

 

老人は、健常人といえども、概して、体力ばかりでなく、気力も衰えている。 狂人(オット、差別語か)には、物事の限度を知らずに行動(乱暴)するおそれがある。 狂人を気の弱い老人(概して、老婆)と一緒に住まわせることは羊の群れの中へ虎や狼を放つようなもので、無謀極まりない。 「混住」を定則とする「有料老人ホーム」は、正に、そのような、無謀の産物である。

 

気の弱い老婆たちが、あからさまに声を荒げて、彼ら狂人(無法者)を責め、詰る(なじる)ことは稀であるが、密かに苦しんでいると、聞かされている。

(私が住む有料老人ホームでも、長年、周囲の老婆や若い女性ヘルパーたちが、外部から侵入した、そのような狂人じみた悪党(不法者)の行為に悩まされて来ている、と聞いている)。

 

老人ホームは、ある意味で治外法権の世界である。 多くの場合、監督官庁である行政は、老人ホーム内のことは、施設管理者のコントロールに任せている。

しかし、強力で有能な経営管理者は少なく、老人ホーム内の秩序の維持は、必ずしも万全ではない。 江戸の町の「火付盗賊改め役」長谷川平蔵鬼平)の出馬を願いたい施設管理者はかりといえなくもない(私は、20年近くに渡って、3箇所の施設で生活し、数カ所の施設を見学・訪問している)。

 

気的老害者に問題が起こり、新聞沙汰になる前に、事前の手当が必要である。