鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

愚直(ぐちょく)

愚=馬鹿、直=素直、この二つの漢字を組合せた、「愚直」と言う耳慣れない言葉が、最近、使われ始めました。 愚直な者は、「愚直にも」、この言葉をそのままの意味で、受け取る恐れがあります。 余りにも、耳なれない言葉、しかも昔風の(幕末の勤王を唱えた)「漢学者」や長州=現山口県で蔓延った(はびこった)「勤皇の志士」の響きを持つ言葉だからです。 しかも、この言葉を使い始めた奴は、他の人達が、「愚直だ」と思っているのです。 

 

そういえば、ポピュリズム(愚民主義=愚民政策?)という怪物が、世界で動き始めました。 アメリカの大統領選挙では、そのポピュリズムが成功したように見えますが、欧州(ヨーロッパ)諸国では、それを食い止めようとする勢力が、各地で争っています。

 

ポピュリズムの動き(流れ)に便乗しようという魂胆が、日本でこの言葉を使い始めた奴にあるのかも知れません。 「流れ」は、恐ろしい力を持っています。 東北の大地震で押し寄せた「津波」で、「流れ」の力は十分見せられ、経験させられました。 ポピュリズムの波と流れも、世界中で、押し寄せようとしています。 この波に便乗しようとする輩は、日本国から追い出すべきです。 さもないと、ポピュリズム(愚民政策)に流されてしまいます。

 

論語の教えに従って「民は依らしむべし、これを知らしむべからず」と、家来達に教えた怪物が300年近く前の日本にも居ました。 そして、その怪物の系譜の一族郎党は日本を260年近くも支配しました。 しかし、現代は「自由民権」を唱えた先駆者たちの衣鉢を受け継ぎ、その後に展開された民主主義を主張すべき時代です。 愚直に、他に依るばかりでなく、自ら進んで、「知る」のです。 「知りましょう」。 そして、愚直な政治家たちを追っ払うのです。