鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

糞丁寧(Fucking Polite)

根が下町育ちで、慌て者ときているから、常にイライラと、気がせいている。 相手がのんびりしていると、頭へ来る。 日頃、頭へ来ているのは、携帯電話の無料通信回線。 相手の説明・広告では、「お問い合わせは、無料」。 その実、無料回線を使ってみると、滅多に繋がらない。 やっと、繋がったと思っても、「その件は、この回線では取り扱いません」と肩透かし。 コンチキしょう、と內心で罵声を吐きながら、有料回線で「掛けてみる」と一発で繋る。

 

やっと繋がった携帯電話で、心せくままに、苦情を述べ始めようとすると、まず最初に、こちらの「身分」、「姓名」、「認証番号」、「登録電話番号」、「住所」、等々を言わされる。 やっと、長々しい「リチュアル(決まり文句)」が終わったと思ったら、電話が「プツン」。 どうもー繋がりが悪いようでー。 そこで、今一度と勇気を奮い起こし、はやる心に鞭打ちながら、再度の電話を試みる。 また、また、繋がりが悪く、なかなか繋がらない。 ケチな気持ちを慰めつつ、再び「有料回線」。 これで、やっと繋がったと思ったら、再び、リチュアルの繰り返し。 「運」が悪けりゃ、それでも、また「プツン」。

 

おまけに、電話相手の担当者の応接が、「糞丁寧」。 こちらが、イライラとして、言おうとする苦情を述べ始めようとしても、相手は、「我関せず」の姿勢で、「はい、お客様は、なになになにさまでいらっしゃいますね。 で、お問合わせの問題は、XXXでございますね」。 (馬鹿者! そりゃ、さっきの切れた電話で、ジックリ説明した。 お前は、さっきの担当者と違うのか?) 「はい、当方には、数人の担当者がおりまして、電話に出た者が担当者でございます」。

 

お前馬鹿か? 何度、同じことを言わせる! おまけに、こりゃ「有料回線」だぞ。 料金は、お前のところ持ちか? 「これは失礼しました。 お客様の電話番号をお教えいただいたら、そちらへ当方から、改めて電話をさせていただきます」。 再度、電話を先方から頂いたにしても、「念の為」のリチュアルの繰り返し。 こら、アカンわ。 アホと付き合ってたら、コッチがボケる。

 

近頃、アメリカ映画の見過ぎか、ついつい口調の良い「ファク・ユー(畜生)」、「ゴッデム、イット(馬鹿タレ、アホタレ)」、「シット(糞)」を、心のなかで吐いてしまう。 これは、「丁寧過ぎる」のが、イカンのだな。 いや、携帯電話もイカン。 「過ぎたるは、及ばざるが如し」。 如何に、「お客様は神様であろうと、そっちの都合で「祭り上げられて」も、こっちにも都合がある。

 

そう言えば、私が棲む老人ホームで、建前上は、入居者は、ボケていようと、認知であろうと、入居者はお客様で、神様(?)扱い。 その典型的表現が入居者を、「様」付けで呼ぶ。 背中に虫唾は走るとは、このことだ。 俺は「先生」と呼ばれるほど、馬鹿じゃない。 おまけに、「先生様」と来ちゃ、虫唾どころか、肌毛がよだつ。 「糞垂れ!」と言いたいところだ。 

 

丁寧は、止めましょう。 「糞」が付いたのは、もっと止めましょう。 代わりに、「糞」総理大臣様とでも、言っておきましょう。 ところで、「味噌と糞とは、一緒にしないでね」。 愚直な愚民様!