鞍馬天狗

夢寐のたわごと

視線(野)を拡げよ

幕藩体制が滅んで、日本は一つの国となった。 こうして諸外国勢力と対等の外交を図れるようになった。 この革新は、廃藩置県士農工商制度の廃止、など、多くの痛みを伴った。 斯くして「国際(インターナショナル)」時代の夜明はあけた! 新しい時代には、国と国との争い、融合、競争、貿易。戦争、平和外交、諸々の問題が待っていた。 日清、日露の戦争。 引き続く、世界大戦。 時代は変転した。 

 

私が、壮年の頃、ニューヨーク本社転属を命じられたときは、格好が良かった。 恰好どころか、実も伴っていた。 家族数人を連れてのニューヨークへの転居!

新しく与えられた職名は、Sr. International Training Consultant (シニヤー・インターナショナル・トレーニング・コンサルタント)。 主な担当地域は、東南アジア。 戦後(古い!)再び、東南アジア諸国を歴訪し、現地の指導者たちを指導する! 私の気概は「我が先輩たちの跡を辿ろう(たどろう)」だった。 

 

しかし、いまや 物事をGrobal (グローバル:世界)を語らう時代となってきた。 International(国際)で云々する時代は過ぎた。 物事を、国際的規模で論じるのではなくて、世界的規模で考えるようになってきた。 コンピュータの世界でも、記憶・記録の保存を「クラウド(雲)」で捉えるようになってきている。 保存は、個々のパソコンで行うのではなくて、グローバルに雲で行う。 思考の規模が変わってきているのである。

 

思考の規模は、拡がりつつある。 宇宙規模(少なくとも、太陽系規模)の思考が必要になってきている。 隕石が落ちる! 他の小惑星宇宙塵が衝突してくる! 地球的問題の「大気汚染」、「地球温暖化」、「核爆発」や「核戦争」も、今や小さな問題として捉えねばならない。 地球は、地球人で守る。 この小さな星の中の争い事はさておいても、宇宙からのエイリアンの来訪にも応えなければならない。

 

視野を広く保ち、遠くを見る頭脳が必要になってきている。 近隣諸国の間で、戦争を論じる時代は、今は昔、と「平和」に見過ごす時代にしたいものだ。