鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

思い掛けているのに穴

自分では、当然のことと「思い込んでいる」ことによく穴が有るので、注意が必要だ。 この穴は、日頃物事を進めるのに、慎重で、注意深い人でも、簡単に落ち込む穴なので、注意の上に、いっそうの注意を払う必要になる。

 

その例が、大雨や雨続きの街の道路が冠水して、足元がよく見えない道路を歩いているときに起こる。 通い慣れた道だから、無意識に足が運ばれる。 足元のマンホールの蓋がとれて無くなっているのに気付かない、のがそれだ。

 

つまり、日常茶飯の事柄に、思いがけない穴があるのだ。 私も、そうした穴によく落ちる。 日常の事が、期待通りには上手く行かないと,試行を繰り返している内にあたまへ来て、「何だ、こりゃ。 変じゃないか(その実、変なのは自分かも知れないのだが)」と相手、例えば、機械に八つ当たりする。

 

昔、私が通っていたパソコン教室の4~5人のメンバーの中に、90歳を越えたお爺さん(今思い起こしてみると、私もその年に近い)がいた。 この爺さん、高齢でパソコンをやるとは感心な、と思っていたのだが、パソコンが思い通りに動かないと、簡単に癇癪を起す。 そのうちに、パソコンの配線をヒッパって、引き千切ってしまう、という惨状になる。

 

世は、益々進んでいます。 「穴」も、段々「思いがけるもの」へと拡がっています。 スマホとか、ITとか、耳慣れない言葉・用語が氾濫しています。

思いがけない穴どころか、「いくら思いがけていても」、落ちる穴が増えて来ているのです。

 

注:おもいがけな・い〔おもひがけ〕【思い掛け無い】の意味   出典:デジタル大辞泉(小学館)

[形][文]おもひがけな・し[ク]意外である。思ってもみない。予期しない。