鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

寝たきりの人

私も、いずれそうなる! そりゃ大変だ。 今から何か対策を考えておかんと。

では、そうならないためには、どうする?  うーん、その辺は、自分で運動に励むようにするとか、スクワットを始めるとか、医者に頼るとか、世間一般で勧められている方法しか、考えが及ばんなぁ。

 

でも、何れは、ーこの言葉は嫌だかー、誰でも「死床」に着くことになる。 そのとき、寝たきりは、つまらんよ。 とくに意識がハッキリしている間は、寝たきりでいるのはつまらん。 尤も、ボケてしまったり、認知賞(間違った!)、認知症を頂いたりすれば、「つまらん」と言う問題も、端から無いことになる。

 

ところが、精神的に「健康な寿命」を保つている人にとっては、寝たきりは、大変だ。 体は動かない。 でも、気は働く。 しかし、いくら「気」ばかり焦っても、医者は頼りにはならん。 彼奴らに、仮に相談したにしても、せいぜい「落とし(また、間違った!)お年ですね」と言われるぐらいが落ちだね。

 

然らば、如何にする?  備えあれば,憂い無し。 では、備えよう。 賢こかった先駆者や先輩たちが、テレビやパソコン(コンピュータ)という名の便利な玩具を残してくれている。 これを活用しない手はない。 そう。 息子さんや娘さんに言って、これらの道具(玩具)をベッドサイドに設え(しつらえ)させ、その上で、道具の操作は彼等に任せて、貴女(貴方)は、死ぬまで、ゆうゆう、のうのうと、寝そべって鑑賞に励めば良いのです。

 

コンピュータは、記憶力が良い。 世界中の事件や事物も、何もかもを覚えている。 おまけに、コンピュータは、その記憶を組み合わせることもできる。 しかも、コンピュータの記憶は、言葉ばかりでなく、音、画像、(今のところ、臭覚や触覚は駄目だな)も記憶し、保存している。 それを活用する事ができる。 具体的に言えば、寝たままで、ロンドンやニューヨークに起った事件を見聞きできるし(時差あり)、日本の地方の舞踊や民謡を鑑賞することもできる。 

 

そう言えば、今朝のテレビで放送していたのですが、ある人が300日以上かかっても発見することの出来なかった写真に写った消え去った(破壊された)昔の屋外仏像の立像の存在場所が、コンピュータ(インターネット)による探索で、僅か5日間で判明したと言うことです。 

 

コンピュータは恐るべき力を持っています。 その力が、貴方(貴女)の息子や娘の一寸した協力(近頃の若ものは、コンピュータを使った道具の使い方を良く知っています)で、あなたは寝ているままに、手に入れることが出来ます。

 

必要な道具は、もちろんテレビとパソコン、それにこれらの玩具を繋合わせるコード、後必要なものは、あなたの息子か娘が持っている知恵と技術(器用さ)と親切心だけです。 幸せは、寝て待つものです。 世界と国内、昔と現在、それに将来の夢が、寝たままで、見ること、聞くことができます。  体の辛さだけは、医者に頼むより仕様がありません。

 

えぇ? 未だ、貴方(貴女)は、それほどの年じゃない? それでは、寝たままのあなたのお母さん、お父さん、更には、お婆さん、お爺さん、知り合いのご老人に、この便利で重宝な情報源を、教えてあげて下さい。  いや、単に教えるだけでなく、お手伝いしてあげて下さい。 寝たきりは、誰にとっても辛いものです。