鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

夢(ゆめ)

私は、9人兄弟姉妹の末っ子として生まれた(親父、がんばったなぁ)。 もちろん、両親(とくに父親)との縁は薄い。 然し、もっと薄いのは、兄弟姉妹の中ほどの奴だ。 長女は、当時のしきたりもあって、好まぬ相手へ嫁にやられ、21歳で死んだと聞いている(悲しかっただろうなぁ。 お姉さん、俺も悲しい)。

 

中ほどの連中がやられたのは「肺結核」であった。 当時は、肺病は、治す術(すべ)のない致命的な病だと思われていた。 「肺病病み」は差別の対象とすらなった。 ストレプトマイシンの発見が報じられたのは、ずぅ~と後のことである。 哀れな兄弟姉妹たちよ!  幸い、長兄、次兄、そして下っ端の3人は、長寿である。

 

余談はさておき、文明の発達は著しい。 現代では、結核は昔の問題、今や、「癌」ですら治される時代となった(私の家内は、癌で死んだ。悲しいなぁ)。 いや、太陽系の遥か彼方の特定恒星系の惑星ですら、発見できる時代になっている。 コンピュータのお陰である。

 

昨日、夢を見た。 昔、取っていた杵柄、ある講義のために、教室へ行った。

昔の海軍軍人よろしく、5分前(実は、準備もあって、もうすこし早目に教室へ行った。 当日の講義の概要を「黒板」に書いて置きたかったのだ。 書き上げた。 すると、折角、書いて置いた筈の概要が消えてしまっている! そうだ、 この黒板は、電子式に作られていて、一定の時間が経つと、黒板に書き上げた文字や図が消えるように「設定」されている。

 

何処かで読んだ。 ある地方の小学校教員の多くが、若いのに辞め行ったり、死んだりすることがある。 そこで調べてみると、どうも黒板に原因があるらしい。 白墨の粉がいけないのだ(実は、真因は別のところにあった)。 大量の白墨扮を吸い込むから、肺病になるのだ! たとえ、誤解であっても、探求する気持ちを育くめば、進歩を生む。 それが(?)、コンピユターの発明に繋がった。

 

私の夢の中の講義を妨害したのは、コンピュターだ。 黒板に予め書き上げていた内容は、その時の授業に「特化」されるから、講義途中で、口角泡を飛ばし、余談を一杯、注ぎ込むかも知れない。 規格(教科書)通りには、行かないのだ。 余談や「とばっちり」を書き足す必要もある。 予め書いておいた「予定」は「予定」、それを次々と消されていったのでは、「話しにならん」。

 

読者のみなさん、心して下さい。 一般と特殊は違うのです(コンピュターは、通常、一般化を前提として動く)。 学問は一般化して進められます。 しかし、貴女(あなた)は、特殊的に(特化して)使うのです。 仮に、学のある連中に、一般論でやり込められても、あなたはあなた、「個」の立場を守りましょう。