鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

慣れによる傲慢さ (ヘルパーが起こす種々の問題:続)

当施設では、週一回、ベッドメーキング(ベッド・カバー交換)を行なう。 そのために、ベッドの床をベッド・ラックから外し、床を持ち上げて、カバーを新しいものと代える。 ベッドは、壁に沿って設置されているが、その壁の下方に電源(コンセント)が付いており、その電源へ何個かの電線をつなぐことも多い。 従って、べッドの床を持ち挙げる際に、電線まで引き抜いてしまい、結果的に電源から接続している電気器具を外してしまうことになり易い。

 

このベッドメーキング処置に際しては、作業終了後、繋がっている電源が元通り繋がっているか否かを確認しておかないと、電源を外したままにしてしまうことになる。 電源が外れたままになっていると、入居者は使っている電気器具が壊れていると勘違いし易い。 入居者の大半は、ボケ老人、認知症患者であるから、電線が外れていることに気付かないまま、故障していると思い易い。

仮に、入居者が健常者であっても、電線の外れを故障だと思い違い易い。

 

入居者は、仮に器具の故障を発見したにしても、自分だけでは直せないことも多い。 こうした事情(事態)を発見し、直してやるのも、ヘルパーであると思う。 ヘルパーには、こうした細かい心使いが必要なのである。 以上は、ヘルパーに必要な心使い、配慮、の一例であるが、「ちょい慣れ」新米ヘルパーは、そうした配慮が出来ないことも多い。 ところが、ヘルパーは、「ちょい」慣れを、「完全慣れ」と自分では、思うのだろうが、この状態が、ヘルパーが最も「傲岸」になっていると思われる状態である。