鞍馬天狗

夢寐のたわごと

痛々しく迷惑だ

老人ホームでは、「遊び」が少ない。 だが、殆どの人が「遊び」を求めている。

現代の有料介護付き老人ホームは、殆ど例外なく、自立者(健常人)とそれ以外の要支援、要介護、の人たちが、混住することが原則になっている。 従って、老人ホーム内の「遊び」も、混遊になる。 大抵の仲間と一緒にする遊びは、 トランプ・ゲームであろうと、カルタであろうと、あるいは。その他のボード・ゲーム(双六、将棋、碁、オセロ、など)では、プレヤー各人の「手」が大きな役割を果たす。

 

有名な引退した某野球選手、監督が、時折、テレビ番組に半身付随の姿で現れるのを見ていると、誠に痛い痛たしい。 ご本人は、昔のように、颯爽と現れたいのだろうが、脳梗塞か何かのために、身体が自由でないのである。 老人ホームの住人も、例外ではない。 たかが、将棋の駒一つ、碁石一個が、自由に成らないのである。 自由に成らないどころか、ややもするとゲーム途中の盤面を壊してしまう。

 

他の(健常者)プレヤーにとっては、甚だ迷惑である。 折角、作り上げた自分の手が壊れてしまうのである。 ゲームそのものが、これでは成り立たない。

「可哀想(?)」だとは思うが、こんな半身不随のプレヤーを相手にはしておれない。 

 

ここで期待したいのは、「自動ロボット・ハンド」の発明、登場である。 先の短い高齢者向けに、時間と開発費の掛かる「自動ロボット・ハンド」を売り出しても、商売にならないことは、百も承知である。 「高齢者、高齢者、とうるさく叫び回っている」政府のお役人様や世の裕福な慈善家に、この辺も、お考え頂けるよう願いたいものである。