鞍馬天狗

夢寐のたわごと

大企業(大組織=大システム)

ある大病院にて:患者「腰、足が悪いのですが、~」、医者「私の担当は、糖尿病、などです。 足腰のことは、診ていません」。 患者「では、どなたに相談すればよいのですか?」 医者「無言」。 

 

大病院では、担当が縦割りに為されているので、体調不良に悩む患者は、「どの科?」と迷うことが多い。 科への見当は、自分で付けなければならないことが多いから、見当付けを間違うと、マゴマゴしてしまうことになる。 最初に、身体の状態全体を診て、それから体調に合わせた科を紹介してくれる親切な医者は少ない。

 

大組織では、担当を縦割りにしているのが普通である。 担当者は、他の担当のことは、我関せずの姿勢を取り易い。 横の連絡がまるで無いので、利用者は、マゴついてしまう。 その点に絞れば、お役所とて、そうである。 だから、個人情報を漏らして、殺人にまで及ぶ事件を起こす。

 

大組織は、大企業・大病院を含めて、顧客(利用者)に不親切である。 そこに働く職員・社員、個々人は。暖かく、優しい、親切な人たちばかりだろうが、その優しい人たちが、集団(組織メンバー)になると、「鬼」になる。 「赤信号、皆で渡れば怖くない」心理が作用するのである。

 

個人心理と社会心理とは、別物らしい。 優しい国民も、戦争では残虐行為に走る。 ♬ 聴け万国の労働者、轟わたるメーデーの ~ ♬ なら、強欲非道な経営者と渡り合える。 団結は、「力」なのである。

 

近年に至って、ホールディングスと言う名の怪物が、産業界の種類を問わず続出している。 金儲けのためにも、団結は「力」なのであろう。 大は、小を制する。 中小企業や小売業者は、絶えてゆく。 これも、世の移り変わりを告げているのだろう。 団結の主体が、間違っている。 「強きを挫き、弱きを助ける」筈のものが、逆さまになっている。 強きは、ますます強くなる。

これが現代の政府、大産業、大病院、大教育機関、仕置(しおき=やり方)なのだろう。