鞍馬天狗

夢寐のたわごと

騙し、騙し

今朝、テレビ番組で、80歳を超える落語界のある巨匠が、暫らく休んでいた「席」へ出演して、「騙し、騙し」出演している云々、と語り始めたのを見た。 聞きながら、今年米寿を迎えた「幸い、健康らしい」自分のことを省みて、「おや、変じゃないか?」と考えた。 

 

「100歳まで、XX」とか、「死ぬまで歩くには、XXXだけすればいい」とかのタイトルを付けた本を何冊も買い、「健康のための、XXX」、「長生きするXXX」、その他、いろいろな名前のサプリメントや薬を服用し、他人が勧める幾つもの健康体操を試み、漸く、米寿まで生き延びてきたが、私の実感では「騙され、騙され」である。

 

相手が、落語界の巨匠であるから、そう簡単にイチャモンを付ける訳にも行かないが、私だって80歳は越えている。 しかも、そう簡単に、80歳が越えられた訳じゃない。 生き延びるためには、随分、金も使っている。 どう考えても、「騙され、騙され」である。 奴は、江戸っ子らしいから、江戸っ子は「騙す」と言う言葉をテレコに使うのか? いかに東西言葉が違うとは言え、同じ日本国の国内の話じゃないか。

 

「いや、あんな風に言うのは、江戸っ子のキザ趣味なんだ」。 それに、ありゃ「自分のことを言ってるんだよ」。 「騙され、騙され」は、他人に{騙される}と言う意味だろう。 で、「騙し、騙し?」 へぇ、キザな野郎だ。 キザでなけりゃ、落語は、出来んのかい? 

 

そりゃ、お前の「感じ方」が可怪しいのさ。