鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

「悔」は残らない

「悔いを残す」と言うが、「悔」は残せない。 過ぎ去ったものは、取り返せない。 いや、「悔」は、文字通リ、「杭」のように、ポツンと流れの中に、残されるのみ。 

 

「時と流れ」というが、最も強いものは、「時」。 時は、何もかもを支配している。 流れは、見渡すことはできる。 しかし、遡れない。 「悠々」とながれる「時流」を、後から見返す事はできても、取り戻せない。 「もう一度、同じ人生を繰り返せたら~」は、これも文字通り「繰り言」。

 

しかも、人生は、二度無い。 どうして、このことが、もっと小さい頃に、できれば、生まれた直後に、教えられなかったのか。 誰も、気付かなかったから。 それは、「人生」というよりも、「人間」たちの繰り言。 人の世は、「天」が支配している。 

 

人間、いや、すべての動物の「生と死」は、天の掌にある。 この「人生」の残りをいかに生きるかについては、あなたにも、僅かではあろうが、発言権、参与権が残されている。