鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

卓価なれども、卓効なし

やたらに、新しいサプリメントが売り出される。 めまぐるしい。 付けられて値段も、それぞれながら、懐さびしい高齢者を狙ったもの。 一つ一つなら、買得ぬこともないが、全部となると二の足を踏む。

 

一つの販売会社から、いくつものサプリメントを売り出す。 始め、卓効ありとて、「騙されても(?)」買うが、そう次々と先行するサプリメントと効果を「補い(?)」合うような効力を謳うから、どれが自分に良くて、どれが役立たずかも分からなくってくる。 役立たずは、終わりにして、良いものだけが欲しいと思っても、「継続は力なり」と半分ボケの来ている高齢者の心を揺さぶるから、止めようにも止められない。 乗りかかった船が、運のつき。

 

止められない仕組みには、サプリメントの一回毎(月毎)の提供数(量)もある。 定期購入なんかのコースに載せられようものなら、一回、一回のサプリメントの分量が、中途半端で、ついつい当面の量が尽きるまでと、次から次へと引っ張る(引っ掛る)ように仕組まれている。 中には、一回の配送分が、2ケ月単位と言う奇妙な手口もある。

 

数あるサプリメントのどれを選ぶか(どの会社に金をやるか)は、近頃、流行りの言葉で言えば、全て自己責任。 サプリメント屋が、大小取り混ぜて乱立するのにもこうした理由がある。 それどころか、高齢者の「痛いところ」を、単発で、次々と狙い撃ちするから、打たれる高齢者は、自分の「痛いところ」にどのサプリメントがどう効くのか、訳が分からず成って、「えぇぃ、なけなしながら、全部買っちゃえ」と財布の底を叩く始末。

 

サプリメントの効果には、基準がない。 いや、あるにはあるが、自己責任というサプリメント屋に都合の良い基準。 自己責任を狙うなら、「お上」、「先生」という「権威」を、自己責任に差し向ければ、効果的。 「XXX大学」、「XXほ」、「XXX先生ご推奨」の援護射撃で売り出す手口もある。

 

騙す手口には、いろいろあれど、相手が「自己責任」を覚悟しているなら、騙し易い。 騙される方が悪いので、騙す輩は、すべて、確信犯。 お勤め先が

潰れぬよう、会社への忠誠を誓って、騙せば、天上天下、恥ずることなし。