鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

虚心坦懐(きょしんたんかい)

本当の意味で、「虚心坦懐」であることは難しい。 どうしても、「私心」が入ってくる。 ましてや、自分の利害損得が関わってくると、虚心坦懐で居ることは、不可能に近い。 「虚心坦懐」は、XX総理大臣のような政治家が好みそうな言葉である。 この言葉を口にする政治家がおれば、その男は信用出来ない、と言ってまず間違いない。

 

政治家の場合、何を言おうとも、何を為そうとも、どこかで「清き」一票なり、金脈なりに繋がっている。 彼奴らの心に、「わだかまり」が無かろう筈がない。 徳川幕府の時代から、現代に至るまで、庶民は、彼奴らに、いたぶられ、騙され、そして、我らがご先祖様は、時に、殺され続けてきている。 わだかまりのある奴に限って、虚心坦懐を唱えたがる。

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虚心坦懐

心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること。 心にわだかまりがなく、平静に事に望むこと。 また、そうしたさま。 ▽「虚心」は心に先入観やわだかまりがなく、ありのままを素直に受け入れることのできる心の状態。 「坦懐」はわだかまりがなく、さっぱりとした心。 平静な心境。 虚心坦懐の句例  ◎虚心坦懐に意見を聞く 

・・・(goo 辞書

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極論すれば、近頃は、社会の道義心は、地に落ちている。 このことは、政治界に限ったことではない。 教育界の置いて然り。 国会、地方「痴呆」議員然り、弁護士もまた然り、「狐と狸の騙し合い」のような行為が平然と行われる世情を見れば、子供の「いじめを隠す」、などは、校長、教育委員会議長、担任教師が、平気で行い得る行為である。 これでは、子供たちに、「不道徳であれ」と教えているようなものである。

 

横領、詐欺、ひったくり、窃盗、多くの素朴な人たちのなけなしの海外旅行資金を預かり、その人々を、海外へ追いやり、無残にも無宿のまま放おって置き、帰国資金も無い状態で「島流し」にする悪徳業者、一生に一度の成人の日の晴れ着代として多額の金銭や晴れ着を預かり、成人式当日に式場らしき場所へ成人の日を迎える若者たちを集めて、式そのものはドタキャンする不道徳な業者、こうした不道徳が、まかり通るのも、世にいう「偉いさん」が、不道徳行為を平気で行なうからである。 子供でなくとも、人は「真似る」。 真似て学習する。 偉いさんがするから、庶民は、真似るのである。

 

多数の外国人観光客が、日本国を訪れるように成って、これら外国人も不埒な不道徳行為に及ぶ。 ところが、外国人の不道徳行為を「文化の違い」の一言で、片付け、見逃す、日本人も少なくないようだが、世界の常識となっている「基準行為」を無視した悪徳行為は許すべきではない。その国の文化遺産を傷つけたり、その国で禁じられている行為を取ったりすること、例えば「暴力を振るうこと」は見逃すべきではない。

 

役にも立たない空念仏の「道徳教育」の必要が、アチラコチラで唱えているようだが、その念仏を唱える輩に「政治家、教育者の振り見て、我が振り直せ」と言いたい。 我もまた、その一人であるが、我は、先駆者たちの善行を見習って、修身した。 太平記の記述には不正確の誹り(そしり)は有るものの、大楠公とその子、正行の桜井の跡の別れから、「忠義・忠誠・律儀・孝行」の尊さを学んだ。 二宮金次郎の勤勉な行為とその(銅像=石像)から、質素・親孝行・倹約・勉学の精神を学んだ。 口で千万弁の「唱名」を唱えるよりも、一掬の善行の見本(範)の方が、はるかに有り難い。

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いっきく【一掬】

両手でひとすくいすること。 ひとすくい。

僅か。 ほんの少し。  一掬の同情にも値しない。〔もと「両手にいっぱい」のこと〕

出典 三省堂大辞林 第三版

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「ゴルフ友に親しみ、夫婦相和し、モリカケ一丁、朋友愛晋二、恭倹に己を持さず、博愛自らに及ぼすと言えども、衆に及ぼさず」云々。 明治の大帝が訓え給うたお言葉に似て非なる言動を示しっつ、他方で、うどん屋のメニューのような汚職事件を起こし。しかも、一億総汚職、カジノを含む悪徳社会の建設に励み、「上から」言い含められた忖度(そんたく)づくめの現政府の官僚、政治家の「知らぬ顔の半兵衛」振りは、一億総真似社会の模範となりかねない。 国の内外を問わず、こうした不道徳行為の見本は、口では如何に陳弁・言訳に努めようとも、見本は見本。見本の方が、遥かに、力強い。

 

今日の国家の頂点から、地方の悪徳政治家、弁護士、業者、等に至る輩が、安々と犯す不道徳行為は、微力な国民・庶民としては、不運にして見逃さざるを得ないし、自分でそれだけの悪徳行為を犯す度胸も、金もない。 ただ、世間に横行する悪徳行為を嘆くのみである。 何時の日か、庶民を救う正義漢や党派の現れるのに期待したい。