鉄道大臣のひとりごと

老人ホームで過ごしながら徒然に考えたこと

オリンピックは、参加することに「意義」がある

意義(いぎ)の意味(いみ)


意義(いぎ)という言葉には2つの意味があります。
第一は「言葉によって表される内容」という意味:「その言葉の意義」と言う場合はこの意味
第二は「他の物との関連における価値や重要性」という意味:「存在意義」や「重要な意義」
「意義」という言葉は第二の意味で使うことが多い。
よく似た言葉の「意味」との違いは、大辞林では次のように説明。
『「意味」は言語や行為によって示される内容、また物事が持つ価値を示し、「意義」は言葉が表す内容、または、物事が他の物との関係で持つ固有の価値。
「意味」はそれ自体の価値を表し、「意義」は他との関係による価値を表す、のです。
意義の使い方
他との関連においてもつ価値や重要性という意味で、意義という言葉を使った例
1,社会的に大きな意義を持つ出来事。 2.人生の意義を見い出す。 3,意義深い貢献を果たす。
・・・・・・(Web 辞書)


一般に、「オリンピックは、参加することに「意義」がある」と言っている場合は、人の社会的活動、大きくは人生に於いて、「意義」があると言っているのだと思う。 良く、意義と意味の区別をキチンとしないで、「オリンピックは参加することに意味がある」と言っている人が居るようだが、これは言うまでもなく間違いである。

 

では、どのような「意義」があるのか? メダルを貰わなくても良い、参加すること自体に意義がある、と言っているとしたら、「結果」は気にしなくとも良い。 重要なのは、参加すると言う活動、すなわちパフォーマンスに意義を認める、ということになる。 

 

端的に言えば、勝ち負けは問題ではない、勝負を争う、その過程に意義を認めるということである。 勝負を争うその過程では、参加者は汗を流し、心の中では「頑張る気持」を溢れさせている。 一生懸命であり、一心不乱である。

 

その一心不乱の精神を汲み取ろうとするところに、「参加礼賛者たち」が言いたい点があると思う。 そう言えば、観客(特に、日本人観客、参加者の親族や仲間)の「頑張れぇ!」)の応援の掛け声は大きい。 「オリンピックは参加することに意義がある」と言う言葉は、誰がいい出したのか知らないが、「頑張り屋」の多い日本人には、打って付けのスローガンである。

 

●「為せば成る、為さねばならぬ何事も、為らぬは、人の為さぬなりけり」と上杉鷹山は言った。 そのように頑張ると、結局は、為してしまう。 結果として、狙はなくとも、「金・銀・銅メダル」が手に入る。


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注:上杉 鷹山(うえすぎ ようざん) / 上杉 治憲(うえすぎ はるのり)は、江戸時代中期の大名。 出羽国米沢藩9代藩主。 領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけを作り、江戸時代屈指の名君として知られている。 諱は初め勝興、後に治憲であるが、藩主隠居後の号である鷹山の方が著名である。