鞍馬天狗

夢寐のたわごと

数を揃えりゃ、歩も勝てる

♬ 歩のない将棋は、負け将棋 ♬  それは「歩」の泣き言だ。 歩も数を揃えりゃ、負けやせん。 矛先揃えて堂々と進む、庶民の力を侮るな。 18世紀中葉に始まったフランス革命、自由、平等、博愛の旗印を掲げて、数百年続いたブルボン王室を倒した。 (歩=第三身分=庶民)が勝って、民主主義が実現したのである。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

当時のフランスでは啓蒙思想家であるルソー百科全書派ヴォルテールにより、社会契約説が多くの知識人に影響を与えた。 それに共感した国民が当時の社会体制(アンシャン・レジーム=旧体制)に対する不満を鬱積させた。 ブルボン朝政府、特にルイ16世はこれを緩和するために漸進的な改革を目指したが、特権階級と国民との乖離(かいり)を埋めることはできなかった。 1789年7月14日に、フランス全土に騒乱が発生し、第三身分(平民)らによる国民議会(憲法制定国民議会)が発足して、絶対王政封建制度は崩壊した。 フランス国内では、ルイ16世の処刑などのギロチンの嵐、ヴァンデの反乱といった内乱。革命は1794年テルミドール(熱月=7月~8月)のクーデターによるジャコバン派の粛清で転機を迎えたが 最終的な決着は、第三共和政の成立を待たねばならず、革命勃発より80数年がかかった。

・・・・・・・・・・・・・(ウイキペデイアより抜粋・編集)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ここ数年来、この老人ホームでは、食事が不味いので、「心ある」健常な入居者、自立者たちは、食事改善をず~と数年に渡って要求し続けているが、一向に改善の兆しが見えない。 

 

入居者の圧倒的多数を占める物言わぬボケた老人、認知症患者は、施設の当事者の眼中に無いらしく、彼等をサイレントと呼び、彼等が、「黙って食べている」事実(?)を盾に、大多数が「満足(?)」していると、嘯いて(うそぶいて)いる。 入居者たちは、「既に、捉えた鳥である」。 「捉えてしまった鳥に餌をやる馬鹿は居ない」のであろうか。

 

焼かれていない「焼き魚」、ぬるく、伸びた「うどん」、ぬるい「おでん」、骨の浮ぶ「お粥」、嚥下困難な「長く、噛み切れない肉片」、等々でも、「美味しい」と言って、黙々と食べるボケて、サイレントな老人。 老人ホームは、「訳あり」な人達の憩いの場所。 それに群がる企業家、経営者。 

 

老人ホーム施設経営者は、ある意味で「権力者」である。 入居者の大半は、ボケている。 しかも、施設は、監督官庁の目で見れば、一種の「治外法権」の世界である。 他国(外部)からの容喙の及ばない世界であるどころか、行政が他者の介入を抑える。 

 

フランス革命に於いても、革命の波が及ぶのを恐れた外国の王室が、容喙しようとしたが、それは遮られ(さえぎられ)た。 老人ホームの入居者たちは、既に「囲い込んだ」客である。 しかも、食事の管理は、ホームに任されている。 外部からの介入は、許されないし、あり得ない。

 

食事に不満のある老人ホームでも、入居者たちが、物言えぬサイレントな老人たちを含めて、内部の入居者=庶民(歩)の手で革命を起こす以外に手はない。 内部には、穏健派のジロンド、急進派のジャコバンも、それにサイレントが多いが、落ち着く先は、ジロンドか? では、熱月はいつ? ジロンドは、いつ?

 

エガリテ(平等)、リベルテ(自由)、フラタニテ(友愛=博愛)の実現には、80年掛った。 多くの犠牲者も出した。 しかし、さらに多くの現代の人々が、民主主義を謳歌している。 

 

老人の数は減らない。 今後、益々増えて行く。この老人ホームへ預けられる老人は減らないと思う。 今後の老人の為にも、「旨い食事」を捧げよう。