鞍馬天狗

夢寐のたわごと

西部劇:ユタから来た男(The man from Utah)

監督:ロバート・Nブラッドベリー  1934(昭和9)年 
<ストーリー> 
”ユタから来た男 ”ジョン・ウェストン(J・ウェイン)は射撃と乗馬の名手。 アリゾナのとある町に着いた時たまたま駅馬車会社に押し入った強盗団と連邦保安官ヒギンス( ジョージ・”ギャビー”ヘイズ )の撃ち合いに遭遇して加勢して撃退したことが縁で二人は意気投合する。 腕を見込まれたジョンは町で開かれるロデオ大会の裏で暗躍する悪党団を捕らえようとするヒギンス保安官に協力することとなった。


一味には凄腕のロデオライダーA(ヤキマ・カヌート)がおり、これまでも有力な対抗相手がいると汚い手を使って排除してロデオの賞金や町民の掛け金を独り占めしていた連中だった。 ジョンはロデオ大会に出場し、悪党団が鞍に針を刺して落馬を誘う卑劣なやり口を未然に防ぎ、ロデオでもAを負かして優勝してしまう。 これまでと賞金を保管する銀行を襲う悪党団をジョンは追っかけて打ち負かす・・・・そして感謝する銀行家カーターの娘ケイト(ポリー・アン・ヤング)とめでたく結ばれる・・・・・・というとってつけたような結末で終わる田舎芝居。

でもどんなにお粗末な映画でも取り柄があって、ロデオのシーンは当時のロデオ大会の実写(恐らく)を使っていて馬での集団行進、インディアン達の余興、2頭の馬に立ち乗りして疾走する(ローマ乗り)余興、荒馬乗り、投げ縄の妙技などが出てきて楽しめます。  それに比類なきスタントマンといわれたヤキマ・カヌートや1930年代の美人女優だったポリー・アン・ヤングが出演。  

 

1930年代といえばジーン・オートリーやテックス・リッター等の Singing Cowboy 達の西部劇花盛りの時代でもあるので、この映画でも我等がジョン・ウェインもいきなり白馬にまたがってギターを弾きながら歌う・・・というシーンでの登場、さすがに歌の方は抵抗があったらしく吹き替えになっているそうです。

・・・・・・・・・・・(ウイキペデア:編集)
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田舎芝居で、見ちゃおれん、お粗末な映画。 さすが、ジョン・ウエインも、銀幕(文字通り、この映画は白黒の銀幕)映画に、俳優に成り立てで登場し、演技がぎこちない。 ジョン・ウェインなら、なんでもという西部劇狂向き。販売会社の方でも、この安物映画に気が指す故か、バラ売りしないで、他の少しは見られる映画(DVD)とこの映画を、セット売りしている。 
 
映画評論家の児玉数夫さんの本「娯楽映画の世界 西部劇」(教養文庫)によると、ジョン・ウェインは1933年から1935年にかけて弱小のMonogram映画社に在籍して西部劇に出演したそうで、同社の西部劇はLone Star Westernと呼ばれてJ・ウェイン主演のものが15~6本作られたらしく、唯一この映画だけが昭和31年になって初めて日本公開されたんだそうです。

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僕は百円ショップに200円で売られていた2種類の「ユタから来た男」DVD(写真)と他にJ・ウェインの昔の西部劇DVD-BOX集に入っていたものと都合3回見てみたのでした。 感想としてはまあ西部劇としては大した作品ではなくて昔のテレビ西部劇よりもひどいなあ・・・・というところなんですが、 やはりジョン・ウェイン(大根役者だけど)が出ているということで良しとしなくてはね。  番茶に駄菓子の味というところですが西部劇好きはこんなのも見なくちゃね・・・・と思った次第です(smile)

 

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