鞍馬天狗

夢寐のたわごと

健康長寿

今夕(6月6日)のNHKテレビ放送(ガッテン)で、寝たきりにならない健康長寿の秘訣は、①運動、②他の人たちとの「つながり(繋がり)」を保つこと、の2点だと報じていた。

 

運動は独りでも出来るが、他の人との繋がりは、否応なしに、「他の人」を必要とする。 他の人との繋がりは、子供の「オテテツナイデ」の遊びじゃないから、誰でもという訳にはいかない。 相手が認知症患者じゃ、肝心の相手がお手々を出さない。 出したにしても、気の無い手である。

 

お手々を繋ぐにも、相手が、繋げるような相手じゃなければ、繋ぐことは難しい。 老人ホームは、(極論だが)いわば、家庭の厄介者の掃き溜めである。

自立、要支援、要介護、(相談に応じて)認知症患者、を預かると、一般の有料介護付き老人ホームは謳っている。 その実、(私の経験では)精神的健常者と異常者の割合は、良くて2:8、悪くて1:9である。 極悪なら、0:10というケースもある。

 

どうせ死ぬ(ボケ老人、認知症患者)なのだから、健康長寿でない方が、世のため、家族のため、と嘯く「不孝者」も、いるにはいるだろうが、老人ホームでは、「人と人の繋がり」は、結構難しい。 繋がるための「フック」を持たない同士の寄せ集めなのだから、ホームに入れられた希少の自立者は、地獄に落とされた哀れな孤独を楽しむ(?)世捨て人となる。 健康長寿であろう筈がない。 世に、このような人を兼好法師(不健康法師?)と呼ぶ。

 

つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。・・・・・・・・・・・・・・・・(徒然草序段)