鞍馬天狗

夢寐のたわごと

人となり(ひととなり)

先週、と、ある講習会講師が「人となり」というものについての話をした。

人となりとは何か。そう聞かれて、人格とか人間性とか、そういう答えがある中、そうではない、という。 で、この講師が言いたかったことは、俺(?)なりにまとめると要するに

 

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[人となりは、その人が持つ内面すべてのことであり、それ自体、善悪も優劣もない。だからその人となりとどう向きあい、どううまく使っていくか考えよう。]

・・・・・・・・・・・・・・・・・(Web辞書より)

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「やさしい」、「親切」、「傲慢」、「横柄」、これら「人となり」を表す言葉は、

全て育ちを示している?  いや、持って生まれた性質も、人となりに関係している。 例えば、女は、概して男より体格が小さい。 その体の小ささが、女の一般的な人となりに影響しているではないか。

 

しかし、日本人は、「おもてなしの心」を持つと言われる。 これは日本人の先天的性質か? 否! オギャと生まれた時に、既に日本人が「おもてなし的」であったとは考えられない。 すれば、「おもてなし」の心は、「心」であるにも関わらず、後天的か? では、「心」は、後天的に作られる? そのようだな。

 

何処かで引用した「孟母三遷」の教えもある。リーダーシップですら、人間が持つ「徳」や「天才」のような天与の性質の依らずとも、状況に対応することに依って、磨き上げる事ができると言う。 やり方さえ教えれば、ナポレオンでなくとも、欧州を征服し、ジンギスカンでなくとも、ユーラシア大陸を征服するkとが出来るのである。

 

素質か環境か、これは昔から論じられてきた命題である。 「人となり」がどうである、こうであると論じるよりも、与えられた「人となり」を活用しよう、というのも一つの見識ではあるが、人となりが、そ奴の持って生まれた性質かどうかも、気になるではないか。 「人となり」が持って生まれた性質なら、教えようがないだろうが、後天的にで築けるものだとすれば、「教育」、「躾」、「人材育成」にも意味がある。

 

日本国民の心に、天与の才として元々おもてなしの気持ちで溢れているというのなら、2020年開催のオリンピックに大いに「張り」が出ようというものだ。 英語の勉強、翻訳機の開発、様式トイレの増設、道路のバリアーフリー化促進、全国民挙げての「おもてなし」推進! どれをとっても、天与の才を伸ばすものだ。

 

「おもてなし」の心が、日本伝統、日本文化の所産だとすれば、日本的教育、躾、つまり、「周囲を綺麗にすること」、「身綺麗にすること」、「礼儀正しく振る舞うこと」、「美しい言葉を使うこと」、「倹約すること」、「正直であること」、「誠実であること」、「騙さないこと」、「裏切らないこと」、等々、数限りなく、日本的マナーがある。

 

翻って、天与か、後天か、を論ずるより、この両方を共に活かす方法はないものか。 それが、「才」を技術として捉え、「(徳)性」を性質(人となり)として切り離して受け止めることである。 もののついでに述べれれば、アメリカの故ポール・ハーシイ博士が唱えた「状況対応リーダーシップ」がその例だ。 

 

ポール・ハーシイ博士は、リーダーシップを技術、技法として捉えて解説し、別に、道徳心(倫理:Ethics)を、それとして解説している。

 

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The Situational Leader: The Other Fifty-Nine Minutes (英語) 

Paul Hersey (著)

 

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The Ethical Executive: Avoiding the Traps of the Unethical Workplace (英語) 
Robert Hoyk (著), Paul Hersey (著)

 

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入門から応用へ 行動科学の展開【新版】―人的資源の活用 単行本 – 
ポール ハーシィ (著), デューイ・E. ジョンソン (著), & 6 その他

 

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12のリーダーシップ・ストーリー――課題は状況対応リーダーシップ®で乗り切れ 単行本(ソフトカバー)網 あづさ (著)