鞍馬天狗

夢寐のたわごと

人間の必要性(ニーズ)

人は、自然(天、神)が数百万年かけて創り上げられた産物だと言われる。

人は、容易に、ロボットには真似られない特徴を持っている。 多用性が、それである。 人間が抱く必要性(ニーズ)は、多目的である。 しかし、人間が作り出す道具は、単目的、良くて複目的である。 到底、自然には及ばない。

 

考えても見よ。 人間が作り出した薬は、特定の目的には有用かもしれないが、往々にして、他の目的には毒にもなる。 自然が作ってくれる薬は、特定目的には役立つが、他の目的には、無害、ないし無関係である。 同じように、病院の機構も、政府の機構も、それぞれが特定目的のために形成され、別の目的の邪魔をしたりする。

 

人間は、食事(料理)を作る。 どの料理も、旨くあれと求めて作られるが、同時に、現在の体つくりの栄養、将来の長生きのための栄養、先を見越した目的のために作られる。 人間(自然の産物)が抱く必要性は、多目的である。 人間が作る道具は、単目的、良くて複目的である。 車椅子は、移動に便利かも知れないが、部屋に置いておくには邪魔である。 ましてや自動車となると、移動や臨時宿泊道具としては便利かもしれないが、間もなくポンコツになって雨ざらしにするより使いようがない。

 

人間は、「未然」を叫ぶが、人間が行う行政も、防災も、いつも後追いである。 先を見越した創作、先を読んだ措置は、常に「神のみぞ知る」。 人間は過去には生きられるが、未来は見越せない。 しかし、人間の必要性は、多くの場合、未来にある。 「占い」が、求められるも、むべなるかな。