鞍馬天狗

夢寐のたわごと

風 貌

以前に述べてことがあるかも知れないが、「メガネ美人」ということが言われる。
メガネをかけると顔つきが理知的に見え(?)、女性の場合なら、美人に見えるというのである。 しかし、私が通う大病院の採血・採尿窓口に、マスク美人が居るのを発見した。 マスクをかけると、髪型、目、などから、今は亡くなった著名女優そっくりに見えるのである。

メガネやマスクばかりではない。 電話という「隠」顔具もある。 美人もおれば、美男も居る。 私は老人男性で、とても美男という柄ではないが、生活の必要上、電話でいろいろな人と交渉する。 交渉の後で、「若い方かと思っていました」というコメントを相手から頂戴することがよくある。 これは、言うまでもなく、老人にとっては、賛辞である。

芸能人や舞妓、藝妓にも、よく見かけられるのだが、「厚化粧=お化粧」という防(いや変)顔方法がある。 この方法によっても、「地」を変えたり・隠したりすることができる。 それどころか、最近は、「整形」という科学的道具まで生まれてきている。 顔ばかりじゃない、その必要の有無はべつとして、男でさえ、更に女でさえ、異性へ自分の身体を変貌させることが出来るのである。

自分の身体の変貌の願望は、ひとそれぞれ、異なっていようが、この変貌に依って選挙権が奪われることはない。 基本的人権は、人間なら、それぞれの人に与えられている。 顔や身体を変えること人権を失うこととは別の話である。
仮に、たとえオカチメンコであったにしても、人権は失わないし、生産性のない身体であっても、人権は持っている。

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おかちめんことは、目鼻立ちの整わない不美人な女性のこと。 おかちめんことは目鼻がつぶれたような整わない顔をした女性のことで、こういった女性を嘲っていう言葉。

ちなみに「おかちめんこ」とは雄勝石で作ったメンコを意味し、地面に叩きつけ、絵柄がつぶれてわからなくなったメンコをこういった女性の顔に見なしたのが語源。

他の語源説として、餅を意味する「かちいい」に接頭語「お」を付けて『おかち』、そこに顔を意味する『面(めん)』と接尾語『こ』を付け、お餅のような顔ということからおかちめんこと呼んだとするものもある。 雄勝石(おがついし)とは、宮城県石巻市雄勝町で産出する黒色で光沢がある硬質粘板岩
(ヤフー辞書:知恵コレ)
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では、これだけの文面を使って、何を主張したいのか? 実は、何も主張したくない。 黙っていたいのが本音である。 強いて探れば、人権の重さである。
風貌は、表向きであり、人権は中身の核にある。