鞍馬天狗

夢寐のたわごと

老耄(ろうもう)高齢者援護

老人は、耄碌(モウロク)するものだ、という考えは、固定観念です。 体力はともかく、知力に関する限り、必ずしもそうだとは言い切れません。 私事を述べるようですが、20年ほど前、私は心神耗弱の状態にありました。 ある病院の精神科に入院させられていました。 当時は、自分が何処に居るかも分からない状態でした。 一言で言えば、全く意識を失っていたのです。

その後、担当医がその病院から居なくなったため、私は別の病院の心療内科へ転院させられました。 丁度、その頃です。 私の面倒を見る筈の家内が病死しました。 家内は、死ぬ前に、子供たちに私の面倒を見させることを危ぶんで、私を有る老人ホームへ入居させるように契約しました。

家内の死後、子供たちは、心神が耗弱していた私の面倒を見るべく、いろいろな工夫と苦心を重ねました。 私に可能な限りの行動の自由を与えべく、老人ホームの施設から自由に外出出来るように手配してくれ、更に、私の趣味であった執筆(ブログ、ツイッターなどを通じての意見や感想の発表)する機会とパソコンを与え、その操作を教える工夫もしてくれました。

長い年月でした。 私は、徐々に知力を回復し始めました。 それどころか、私が心神耗弱の状態に陥った頃には、それほど普及していなかったパソコンを紹介してくれ、PCを学ぶ機会を設けてくれました。

以上、短い経験についての僭越な說明ですが、後1年2~3ヶ月で90歳になる私のような老人でも、知力の回復と新たな学習も可能であることを証明したつもりです。 時間はかかります。 しかし、機会がりあり、かつ興味を唆られば、老人でも健常人同様の活躍が出来るのです。 そうした老人の知力回復のための老化現象進行の指標を纏め、老人(高齢者=仲間)援護のガイドラインにしたいと思います。

次頁に掲げた「老化現象」の指標は、あるいは、段階があるものかも知れません。 事例に依っては、複合的に纏まって現れるものかも知れません。 素人
の私には、その辺の事は判りませんが、識者の一層の磨き上げを期待します。


老耄の諸種の症状(指標)


1. その日の曜日が分からなくなる。
2. 自分の年齢が分からなくなる。
3. 自分が所在している場所が認識できなくなる。
4. 健常な身体なのに、独りで歩行できなくなる(歩行補助器が必要になる)。
5. 自分の家族のメンバーが分からなくなる。
6. 物事(テレビ、新聞、雑誌、など)に集中でき(落ち着きが)なくなる。
7. 妄言(脈絡のない、筋の通らない言語)を呟くようになる。
8. 理由もなく、喚い(わめい)たり、怒鳴ったりするようになる。
9. 目的もなく、徘徊するようになる。
10. 他人の居室へ挨拶(合図、例えばノック)なく無断で入いるようになる。
11. 他人の持ち物を、無断で持ち出すようになる。
12. 夜尿(寝小便)を催すようになる。
13. 絶えずイライラしていて、怒りっぽくなる。
14. 黙りこくるようになる(物を言わなくなる)。
15. よく泣くようになる(愚痴っぽくなる=悲観的になる)。
16. 歩行が困難になり、ちょっとした段差でも、転倒し易くなる。
17. 歩行の際、廊下の手摺りに頼るようになる。


(以上に掲げた老耄の指標以外の指標となる言動がありましたら、どうぞ表へお加え下さい)