鞍馬天狗

夢寐のたわごと

適材適所

これはよく聞く言葉ですが、良く考えてみると、この言葉は、「上から目線」の言葉ですね。考えても見てご覧なさい。 あなたが、「適材でない」と判定されて、不適な場所(位置、役職)へ配置されたとしたら、どのよにう感じますか? 配する役目の奴(つまり、多くの場合、「上」の奴)を恨むでしょう。 

そうなんです。 「配する奴」が上から、あなたを見ているんです。 そして、これは適材、これは不適材と選り分けているんですよ。 こう考えるのは、私の下から見る「ヒガミ」ですか?  ところで、「適材適所」の意味を今一度、考え直してみましょう。


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適材適所
この記事では「適材適所(てきざいてきしょ)」について解説させていただきます。

皆さんは適材適所という言葉を聞いたことはありますか? 四字熟語はあまり日常生活の中で使うことが少ないため、初めて聞いたという方もいるかもしれません。

しかし、四字熟語はその文字数の少なさからも、意味や使い方をしっかりと抑えておけば非常に汎用性の高い言葉の一つとなっています。 この言葉を初めて聞いたという方もそうでない方もこの記事を参考に理解を深めていきましょう。
適材適所とは
まず適材適所の読み方は「てきざいてきしょ」となります。 特別難しい感じが含まれているわけではないので間違えないようにしっかり覚えましょう。

意味は「その人自身の能力や性格、個性などをもとに、その能力が最も発揮される地位や職場に就かせること」となっています。

(ウェキペデイア)

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さて、ここで大事な点は、「適材」の意味です。 「材」には、色々な「質」があります。 柱に向く材、彫り物に向く材、什器に向く材、何にも向く「雑材」、それこそ種々雑多です。 そう言えば「逸材」という言葉もあります。 決して、差別を示唆する訳ではありませんが、あまり勉強せずに怠けていた息子を、有名大学へ入学させようと、自分のキャリアを棒に振った政府官僚も居ます。 この官僚(人物)は、自分の息子が「逸材」ではないと、見抜いていたのです。

「逸材」があるとすれば、「愚材」や「鈍材」もある筈です。 「箸にも棒にもかからない」と言ったりします。 鈍材です。 鈍材の適所は?
雑用です。 親父の尻押しなしに、医科大学へ入れないような怠け者は、医者には向いていません。 人の命を預かる仕事には、向いていないのです。 医師は、適所ではないのです。

お金が無いために、大学へ入れない貧乏人の子供も居ます。 貧乏人の子供が、賄賂めいた親父の後押しで大学へ入る仲間を羨んだところで、ヒガミとは言えません。 適材適所は、その時代の風潮を反映します。

貧乏人の間にも、逸材は生まれ、育ちます。 いや、貧乏人として生まれたからこそ、発奮して逸材として育つ子供も居るのです。 逸材か、愚材かを決める鍵は、育った環境と本人の努力にあるのかも知れません。 一概に、適材適所を振りかざす世間のお偉方に、是非、こうした点をご反省、ご考慮頂きたいと思います。