鉄道大臣

夢寐のたわごと

狭い!

やや逆説めいた言い方だが、「狭くて、便利」ということもある。 ほぼ全ての必要なものが、手の届く範囲内にある場合である。 老人ホームの便利さは、いろいろ取り沙汰されるが、老人ホームで一人に割り当てられる部屋のサイズは、概して小さい。 営業政策の故もあるのだろう。 また、入居者がボケている場合には、いずれにしても、部屋の大きさなどは、余り問題にならない。

しかし、自立した老人には、確かに狭い。 だが、毎日、定期的に掃除のしてもらえる便所まで、2~3歩歩けば行ける範囲内にあるから、小用が近くなってきた私(老人)にとっては便利といえば便利である。 私(自分では、自立していると自認ているが)は。現に住む個室は、便利であると思っている。 この部屋に住むようになってから、10年近くなる。 毎日が、その意味で快適である。

大豪邸に住める身分ではないから、繰り返すが、この部屋は誠に快適である。
ただ、ご近所(と言っても、多くの仲間が、ボケているか、認知症患者であるが)の付き合いが殆ど無いのが寂しい。 この社会では、基本的に人間関係は成立しない。 自分独りで、読書(新聞雑誌を含めて)、DVD映画やテレビの鑑賞、自慰(これには年を取りすぎている)、など、で過ごすか、それとも外出するか、以外に手はないから、部屋の狭さなどは、余り問題にすべきではない。

そう言えば、昔♪狭いながらも、楽しい我が家!♪という歌があった。 あれである。 足腰の弱くなった最近は、金も掛かるので、外出は控え気味であるが、日柄一日中、パソコンで駄筆(?)を振るうのも、また楽しい。 「老人閑居して不善を為す」どころではない。 狭い部屋での閑居は良い事尽くめである。 ご家庭の「厄介者」の皆さん、老人ホーム(できるだけ、チャントした老人ホーム)へいらしゃい!