鞍馬天狗

夢寐のたわごと

ハーフ

今朝、テレビ番組で、ハーフの人達が集まって一種の懇談会をやっているのを見た。 ハーフの子供は、「いじめ」の対象になるらしい。 無残な話である。
私の子供の頃には、近所にも、学校にも、ハーフはいなかった。 ひょっとしたら、隠していたのかも知れない。 ともあれ、「いじめの対象」ではなかったが、言葉は有った。 「間の子(あいのこ)」が、その言葉であった。 同じ、日本人同士と思われる子供同士で、「間の子」と呼んで、いじめたことは有った。

私の知り合いにも、ハーフを子に持つ親がいる。 このハーフの娘は、現在は結婚してオランダに住んで居るという。 私の身内にも、東洋人同士のハーフがいる。 この子は、成人して外国へ留学している。 私は、迂闊にも気付かなかっのだが、この子も子供の頃、いじめられていたのではないかと思うと、心が痛む。

純血を尊ぶ気風が、日本には、昔から、そして今もあるが、世界はグローバル化しつつある。 考えて見ると、純血を誇る「島国の」日本人自体が、この列島の原住民、アイヌ人、縄文人に吸収された島外から渡来した弥生人との混血だと言われ、歴史時代に入っても、日本国には、朝鮮人、中国人、琉球人、その他の多くの種族が混入している。  純粋に日本人などは、存在しない。
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弥生人(やよいじん、Yayoi people)は、狭義には弥生時代に中国大陸から日本列島に渡来してきた人々を指す。広義には、稲作などの弥生文化を受け入れた旧縄文人を含む、弥生時代の日本列島の人々全体を指す。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ウイキペデイア)
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現代のアメリカ合衆国は、文字通り「合衆」してできた国である。 そもそも人間そのものが、異種だと思えても、互いの混婚によって子孫を残すことが出来るから、実態は同種だと思われる。 では「民族」とは、何か? 

民族とは、「文化」であると思う。 多くの人間が混交し、互いの習慣、習俗を交流仕合って、長い歴史を通して、築き上げてゆくものが文化である。 アメリカ合衆国は、主としてヨーロッパからの移民、原住民(インデアン)が集まって1776年7月4日に建国した。 その後、アフリカ原住民も連れて来られ、混合し、アメリカ文化を形成した。 その結果として、現に、アメリカ人、そしてアメリカ文化が存在する。

古事記日本書紀源氏物語、などに描かれた雅(みやび)な文化も、後世に築かれたものである。 武士道の精神も、鎌倉時代以降の歴史が形成した。 現代のサラリーマン根性も、近世の産物である。 ハーフもまた、現代の産物であり、日本文化の一端である。

ハーフは、紛れもない日本人である。 斯くて、日本文化や多様化する。 それが、日本の歴史である。 一度に来たる移民の数が既存日本人の数に比べて相対的に大きいと、既存文化側の受けるショックも大きく、抵抗も激しくなる。
多文化融合どころか、「征服」の感も免れ(まぬがれ)ない。 国会議員諸賢も
その辺を考えなさい。 既存日本人の心を揺さぶり過ぎないように。