鞍馬天狗

夢寐のたわごと

体調の節目

東洋医学の教科書ともいえる文献『黄帝内経(こうていだいけい)』には、「女性は7の倍数」「男性は8の倍数」の年齢の時に節目を迎え、体に変化が訪れるという記述があります。
(ちなみに、60歳超えると、この節目は、男女ほぼ同じものとなります・・・・・・編者)

自分の体は自分が一番よく知っている筈なのですが、若くて最も元気だった頃のイメージが強く残っていると、自分の体への過信から無理をしてしまい、体調を崩してしまうことがよくあります。 まずは今の自分の状態を正確に知ることが大切です。
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「黃帝内経」によれば、男女ともに70歳代に入ると①脾気が虚弱になり、食欲が不振、そして便秘や下痢が起こり易くなり、②80歳代に入ると、肺気が虚弱になり、風邪引きやすく、皮膚が乾燥し、咳が出やすくなる、③90歳代に入ると、腎気が減少し、④96歳超えると、長寿を寿ぐべきである。 ⑤100歳に至れば天寿を全うしたと言える。

還暦(60歳)、つまり老年期入口に来たると、男女共に、動悸激しく、息切れ、そして、疲労を感じ易くなり、不眠に悩むようになる。 老年に至って、若さを取り戻すとは、正しく50代以前の体調の戻ることであって、容易に果たし得るものではない。 然るに、日常、暴飲暴食を避け、体調維持を心がけて、栄養(食餌)摂取し、ゆるゆるとした運動に励むならば、若さを少しずつ取り戻すことも、あながち不可能ではない。

老年に至って事を果さんが為には、自らの却下(老体)を良く勘案して、何事にも「ゆるゆる」と励むことが肝要である。 「急いては事を仕損じる」の譬えもある。  息切れし、疲労しつつ励むのであるから、与えられた時間を十分活用して、ただ「ひたすらに、ゆるゆると」(亀のように)前へ前へと進むことが、「若さを取り戻す事」の秘訣である。

予想外という言葉もある。 事は常に「予想通りに成る」ものではない。 100歳(天寿)は、予想である。 天寿を超えることも、あながち不可能ではない。 事実、予想を超えた寿命を楽しんだ人達も多くいる。 例外のない規則がないように、例外を作るのも、また楽しい。