鞍馬天狗

夢寐のたわごと

怒涛

近年、若者の力が怒涛のように押し寄せている。 良いことだ。 将棋の世界では、16歳の少年、藤井さん、が年上の段位保持者を次々と破り100連勝を重ね、アイススケートの世界では、16歳の少女、紀平さん、が初陣で金メダルを取り世界一の座、を射止めた。

この若い力は、日本の藤井、紀平の両名に限られたものではない。 16歳と言えば、アイススケート第二位の座を占めたジャッキ・エヴァンコ、第三位の座のマッシュ・ウエーバーも16歳だと言う。 若い力は、16歳に限られるものではない。  野球では打者と投手の両刀を使う大谷翔平も若い。

人間の平均寿命が100年に伸びた。 従って、この生物の「根」も強くなってきているらしい。 人間という生物の命、活動・活躍する年齢、が全体として、伸びて来ているのではなかろうか?  人生の節目、節目の昔からの目安、例えば、30歳にして立つ、云々、60歳が還暦なども、考え直す必要がある。

幼稚園入園、小学校入校、中学校、高校、大学卒業。などの年も。新たに設定し直さなければならない。 おそらく、大学を卒業して、社会に出る年齢も、選挙権獲得年齢が18歳に下げられているように、もう少し若い年齢に設定し直さなければならないと思う。 ひょっとしたら、教育(成育)の段階も、新たな構想で定めねばならない、のかも知れない。 結婚年齢も若くなっていよう。 

人間の成長の目安が、若くなり、反対に死ぬ年齢も遅くなり、中間の年齢層の目安が、長いものに置き換えられる、これが人生100年の新たなる設計である。 生きている期間が長くなる。 活動の期間も延長されている。 知恵の進歩も、一層早くなると共に、感情のあり方も一層「悠然」たるものに据え直さねばならない。

この新たなる人生設計の構想が、どのようなものに成るか、は若い新人類が練り、築き上げねばならない。 どの国於いても、現在の政府役人の知恵では、おぼつかない。 そもそも、残念だが、老人の介入が許されない、ところであると思う。