鉄道大臣

夢寐のたわごと

言葉の旨味(2)

同じことを云うにも、言い方がある。 サービス業の店員が、

●その日の気色・気分が悪く、「いらっしやませ」とぶっきら棒に客に声を掛けることもできれば:

●顔に満面の笑みを浮かべ揉み手しながら、やや前傾姿勢と静かな声のトーンで、「いらっしやませ」と声を掛ける:

のとでは、客の「受け取り方」が違う。

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◎同じように、「おい、ズボンあるかい」と、ヌウ~ト店へ入ってきた客が、
 横柄に店員に問いかけ、
「はいございます」と

受ける店員の受け様も異なるはずである。

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「この野郎、横柄な口をきくな」と内心の気持ちが、顔や口調に出る。

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同じ意味でも、言い様で意味が異なる。 意味(知性=理性)と感情は別である。 言い様は、「方言」でも、表せる。

「いらっしやいませ」と「おいでやす」は、意味は変わらないが、受ける側の
受け取り方は変わる。 この田舎モンが! と受ける店員もいる。

この変わり様は、衣服、態度、髪型、など、風采全てで異なり得る。 「馬子にも衣裳」という。 偉く見えれば、その様に振る舞い、扱われる。 貧相な姿も同じである。

言葉の旨味、辛味、渋味は、味付けの素。 味付けこそが、意思の疎通を促すもの。 誰も彼もが、言葉の調理師、板前だ。 あんたはんも、そうでっせ。