鉄道大臣

夢寐のたわごと

青年失望大臣

世間の脚光を浴び、世間の輿望を担って登場した若手の大臣が居る。

保守的老人で固められたこの政党の中に遇って、老人達に物申すであろうと期待された若手の大臣である。 今は、「シュン」として一向に物申さない。 「轡(くつわ)」を掛けられているのである。 老獪な党首(内閣の長)のやり方を見せつけられ、それに従っているのである。

核拡散防止条約」というのがある。  人間にとって、きわめて大切な条約である。 世界で初めて、唯一の「核爆弾」の惨事に2回も見舞われた日本国は、この条約にサインしていない。 理由は、老獪である。 核保有国の一つ(日本に核爆弾を落とした元凶の国)アメリカの核の傘下に守られているから、が、その理由である。 

端的に言えば、同盟国アメリカ(親分)に対する「お義理」である。わが有望若手大臣が、黙っている理由は、党首(内閣の長)に対する「お義理」にあるらしい。 自分が「大臣」として所属する「内閣に向かって弓を引く訳にはいかない」というお義理か、それとも、別にうまい汁を吸う手だてでもあるのか、この若者は、何も言わない。 内閣の長が為す数々の世間を騒がせた悪行らしい行為を見て見ぬふりをしているのである。 

この男、余程、大臣の身分に未練があるのか、内閣の隅に居て黙っている。 うるさい男には、「口封じ」に、飴を咥えさせておくに限る。昔なら、これほど悪名、そしてその疑の濃い内閣の一員としてとどまることは、たとえその地位がいかに「蠱惑的」であろうとも、日本人男児たるもの、その地位にあることを肯ぜず、就任を辞した筈である。 現内閣親玉がよく言う:李下に冠を正さず。 

である。 にもかかわらず、この男、恋々と、未だに、職にしがみついている。 アラース、嘆かわしきかな!