鉄道大臣

夢寐のたわごと

リーダーシップ

日本人のリーダー像‘

リーダーシップ、経営学を研究なさっている皆さん(諸大学や専門学校で、経営学、行動科学、リーダーシップを教えておられる先生の方々を含めて)、皆さん方は、P・F ドラッカーが唱えたように、リーダーシップとは、人間の資質を言うのではなく、「仕事」…

繰り言72 (西欧人の思考)

私は、20年ほども、老人ホームに住んでいる。 また、いぜん、「行動科学」に関する書物を翻訳・出版したこともある。 さらに、若い(壮年の)頃、リーダーシップをテーマにする塾を開いていたこともある。 その私が、今になって気付いたことがある。 近代経…

仁徳’ (東西リーダーシップ論評)

私の理解によれば、「仁」と「徳」とは、区別される。 どちらも人間が備えるべき資質ではあるが、仁は、人間一般に(誰にも求められ)、徳は、多数の人々の上に立つ者(つまり、指揮、監督する指揮者)に求められる資質を言う。 民主主義の下では、人々の間…

信仰のリーダー

最初にお断りしておきます。 私は、どの特定の宗教の信者でもありません。 敢えて言うなら、私は、無宗教です。 その意味では、客観的に信仰を論じられる立場にいる、と思います。 物事を考察する場合は、可能な範囲で、証拠なり、論拠なりを求めるのが、一…

課題志向 (リーダーシップ各論Ⅰ)

P・F・ドラッカ-は、「リーダーシップは、人間(リーダー)の資質ではなく、仕事、課業、責務である」と主張しましたが、その主張は西洋、日本を問わず広く受け入れられ、現在では、経営学の常識とされており、ドラッカーは、経営学の神様のように崇められ…

リーダーシップ展望・第三部

リーダーが持つ価値観 リーダーの価値観は、色々な背景から形成されますが、その形成には何らかの根拠があります。 周囲(親の教え、所属集団:例えば、国家、宗教団体、軍隊、故郷、仲間、など)が課す規範、独自の見解が、当人に特有の価値観を形成させ、…

リーダーシップ展望(改)

展望 このブログは、私の生涯(90有余年)を懸けて書く長い論文の一部を為すものです。 私は、リーダーシップを、①該当リーダーによる目標の設定、② 該当リーダーが設定した目標の達成(実現)、③ その目標を掲げる該当リーダーが抱く価値観、の三局面から、…

リーダーは案内人

リーダーとは、リードする人のことです。 リードとは、先だって案内することです。 古い表現ですが、昔の日本語(古語)に言い換えれば、「先達」がリーダーです。 せん-だつ 【先達】 名詞 修行・学問などで、先に道に達すること。 また、その人。 先人。 …

目標による管理

今は、それほど聞かなくなりましたが、P・F・ドラッカーの経営学が華々しく話されていた頃、「目標による管理(Management By Objectives)」も喧しく論じられ、多くの企業で実行されていました。 しかし、多くの企業で、「目標管理」が採用され、実践されて…

目標の実現Ⅱ

先のブログ「目標の実現」の冒頭で、下記に挙げる論語からの引用を紹介しました。 この陳述は、リーダーシップの根源である課題の「目標」の性質を良く説明しています。 目標は、本来従う人々 ******************************…

目標の実現

論語には、「子の曰わく、其の身正しければ、令せざれども行なわる。 其の身正しからざれば、令すと雖ども従わず」とあります。 リーダーの在り方次第で、命令しなくとも、フォローアーは、目標達成に勤しむが、在り方が悪いと、命令してもフォローアーは、…

目標のベースになる価値観

リーダーが保つべき品格は、率いる人たちの嘱望に応えるものでなければなりません。 このような品格(資質)は、人々に好かれて、頼られる公平で正義に支えられた義侠心と力を備えた人物にみられるものですが、こうした資質(徳性、人格)は、(特に、若い発…

発想・着眼Ⅱ (リーダーシップ)

Lead(リード): 導く、案内する、連れて行く、~の先頭に立つ、~を先導する、の首位を占める、の主役を務める、等 Sanseido’s concise English~Japanese Dictionary 案内:様子を知っていて知らせること。導く:経路を付けて、そこへ至らせる。率先:皆…

発想・着眼 (リーダーシップ)

私は、長年「リーダーシップ」に関心を持ち、研究を重ねてきております。 過去のリーダーシップ論の多くが、英雄豪傑の資質を説く人物論であり、近年に至って、ユダヤ系オーストリア人ピーター・F・ドラッカーが、「リーダーシップは、人間の資質ではなく、…

先鞭を付ける

一軍の先頭にあって「鞭(むち)」を振って向かうべき方向を示す。 これぞ、一軍の將のあるべき姿。 將足らん者は、率いる部下が進むべき道を示す。 英語では、これをオリエンテーションという。 方向を示すとは、目標を設定するに、他ならない。 発想、着眼…

親分 (リーダー)

親分(おやぶん) 1 侠客 (きょうかく) ・ばくち打ちなどの仲間で、頭 (かしら) として頂く人。「親分子分の杯を交わす」⇔子分。2 仮に親と決めて、頼りにする人。 仮親。⇔子分。 ―「伯母婿ながらそなたの―」〈浄・宵庚申〉 親分肌 親分のように頼り甲斐が…

リーダーシップ外談

今回の「オリンピック委員長後任」の候補者選びにおいても、そうですが、「あの人には、リーダーシップがある」といった評価が、いくつも聞かれます。 日本人、特に知識人、文化人と呼ばれる人たちの間で、リーダーシップを「ある、なし」の問題として受け取…

行動科学 (リーダーシップ私論)

行動科学(こうどうかがく、英語: behavioural science)は、人間の行動を科学的に研究し、その法則性を解明しようとする学問。 心理学、社会学、人類学、精神医学などがこれに含まれる[1]。 包含する学問分野は社会科学と重なる部分が大きいが、社会科学が…

忠誠心

ご承知の「葉隠れ」は、鍋島藩(現佐賀県?)の殿様に仕えた藩士の書いた書物で、江戸時代(徳川幕府)は、他藩の藩士には憚らせるようにしていた、と言われています。 しかし、先の日中戦争、太平洋戦争に当たっては、軍部の主導で「葉隠れ」再び取り上げら…

起業(きぎょう) (リーダーシップ)

起業とは、「業」を「起こす」ことです。 日本語では、英語のリードを、そのまま借りて、リードを「指揮、統率」の意味に使っていますが、リードには、本来、「先鞭を付ける」という意味もあります。 この意味でも、リードをそのまま借りて、「起業」を語る…

統率(とうそつ) (リーダーシップ)

統率とは、他の人(々)を率いることですが、自動的に、「何」の為に、「誰」の為に、など、統率という行為の目的を連想してしまいます。 この直感的連想は、尤もなことで、統率行為は、手段に関わるからです。 手段に関わるとすれば、そのことの上手下手が…

リーダーの品格Ⅱ

リーダーの品格は、目標の「設定」にも、「達成」にも、その両方に関わる問題です。 「正しい」目標、「正しい」手段の両方に、関わる重大なリーダーシップ上の課題だという事です。 上述した理由こそ、P・F ドラッカー以前のリーダーシップ論が、「偉人論」…

一生懸命 (フオローアー)

昔から、一生懸命に働くこと、努力することは、「美徳」とされている。 これらの言葉から連想される言葉として、「ひたすら」、とか「頑張る」があるが、どちらの言葉も、潔く(いさぎよく)て、美しい感じがする。 ところが、これ等の言葉には、落とし穴が…

リーダー行動の基本形

最初にお断りしますが、「形」があれば、当然「心」が対応します。 この行動の形を「仏の心」で執ることもできれば、「悪魔の心」で執ることもできます。 さらに、言い換えると、民主的に執ることも、独裁的にとることもできるのです。 私が説明するのは、言…

西欧式リーダーシップ論への挑戦

近代経営学の父と呼ばれるオーストラリア人、Peter・F・ドラッカーは、次のようなリーダーシップの定義を唱えています。 ドラッカーが挙げる3つの定義 数あるリーダーシップの定義の中で有名なのは、オーストリアの経営学者、ピーター・ドラッカーによるもの…

リーダーの心

日本語には、英語のTask、およびDuty、Work、などの細かい区別がありません。 仕事、職責、と大まかに言っています。 「これは、私の責任ですから~」といった場合、英語のTaskのように課業だけを言うのではなくて、「責任」という重石が加えられています。 …

リーダー論 (リーダーシップ)

先に、私は、いわゆる一般に説かれる「リーダーシップ論」が、ややもすると「偉人論」に傾き易いと述べました。 「傾く」どころか、従来からリーダーシップ論は偉人論、そのものであるのが普通でした。 そうした偉人伝の古典ともいうべき作品で代表的なもの…

目的と手段Ⅲ (リーダーシップ)

下記の「合理主義」と「功利主義」の二つの用語は、その意味が、極めて紛らわしい。 誤解されて、しばしば、同一の意味に使われることがある。 例えば、「目標達成の為には、手段を択ばない」という場合、有効な手段なら、不道徳な手段や卑劣な手段のどれを…

目的と手段Ⅱ (リーダーシップ)

私は、貧弱な体躯をしています。 とても、体育系の趣味、娯楽には、向かない身体だと思います。 それでも、テレビの相撲や野球などスポーツ系の番組は見ます。 そして、結構、楽しんでいます。 老人だから体育には向かない、という訳では無く、若い頃も体躯…

日本的リーダーシップの在り方

リーダーシップのエッセンスは、目標の設定と達成の二つの要素であると、繰り返し述べてきました。 そして、目標の「設定」は、リーダーの着眼、発想の如何に依り、「達成」は、統率技法の如何によるとも述べてきました。 しかし、これら二つの要素の大前提…