鉄道大臣

夢寐のたわごと

老人ホーム

老人ホーム生活

私は、この会社の系列に属する老人ホームの施設を転々と何か所か移り住み、20年近くも住んでいます。 しかし、私は、自分の意思で、この施設へ入所したのではありません。 入所の時点では、私が患っていた先行するある病気のため、私は、思考力に障害が生ま…

働く介護職員‘ (労働者)

日本の企業のスケールは欧米の企業のスケールに比べると、相対的に小さいが、それでも日本企業の中には、大小の区別がある。 最近は、小さい企業を抱え込み大型化する企業「群」が増えてきた。 大型化する最初の段階では同業を抱え込む傾向がみられるが、大…

働く人、世話をされる老人

老人ホームに入居する老人は、多くの場合、何らかの理由で、正常な生活ができなくなり、家族が面倒見切れなくなった人である。 最も多いのは、「ボケ」、「認知症」、「その他の病気」などで、正常な言動が困難にしくなって特別のケアーを必要とする老人や身…

繰り言78 (似非自由)

「囲い込み」という巧妙な拘束法がある。 具体的には、多くの商社が試みている「ポイント付与」のシステムが、その例である。 顧客の射幸心を手掛かりに、顧客を自社製品を購入するように仕向ける(括りつける)やり方である。 犬にも、野犬と飼育犬の別があ…

繰り言74 (ルール)

よくあるでしょう! 鼻毛が延びる、と言う奴。 鼻の下じゃありません。 鼻毛です。 そういえば、耳の中の「毛」が延びるという奴もありますね。 年を取ると、「眉毛」も伸びます。 一二本老残の印でしょうか、眉毛も延びます。 散髪屋へ行くと、「切りますか…

無関心

この施設が開設されて、ほぼ14~15年になる。 現在は80~90人の入居者が居住している。 この80~90人の中には、老齢や病気の為、他の人たちと接触できない人、しない人が何人も居る。 しかし、車椅子に乗せられて病院へ行く途中に、玄関先で会う人も多いから…

繰り言70 (儲かりまっか)

老人ホーム業も、商売やで。 儲けな、アカン。 どないしたら、儲かるねん。 そら、お客さんに、仰山来てもろて、定着してもらわな、アカン。 そやけど、来て貰うのは、むこうさんの問題やろ。 定着は、どうするねん。 定着は、面白う、おかしく、長生きして…

繰り言69’ (独りぼっち)

最近、入所したある健常老人が、 「これなら、入所しなければよかった。 いろいろ代わった人たちと知り合いになれるかと、楽しみにしていたのに、職員は、故障のある人たちにかかりっきりで、私の様な手のかからない者は構ってくれないし、友達もできない。 …

繰り言67 (群衆の中の孤独)

有料介護付き老人ホームは、「有料」であることからも想像できるように営利事業である。 慈善事業ではなく、営利事業であるからには、「利益」を挙げることが大切になる。 利益を挙げる(営利の)ためには、安いコストで高い利潤を挙げることが望ましい。 老…

繰り言63 (群衆の中の孤独)

有料介護付き老人ホームは、「有料」であることからも想像できるように営利事業である。 慈善事業ではなく、営利事業であるからには、「利益」を挙げることが大切になる。 利益を挙げる(営利の)ためには、安いコストで高い利潤を挙げることが望ましい。 老…

繰り言58 (温か味)

老人ホームで面倒を見てくれるのは、原則として「勤め人」である。 彼等は、「仕事として」、つまり労働者として働いているので、人間味は持っているにしても、その人間味は、それぞれの労働者(自分)の家族に対して示される。 一言で言えば、自分の家族の…

繰り言57 (老人ホームの介護)

有料(おそらく、無料も含めて)老人ホームはで、「介護」などは与えられません。 与えられていると思う人がいるとすれば、その人は「錯覚」しているのです。 老人ホームには、一日中(時刻を特定せず、多くの場合、見回る担当者にとって都合の良い時間に)…

ナースリー・ホーム

アメリカ映画だったと思うが、ある映画を見た。 その映画の中で多くの認知症を患っている老人が、ケアされていた。 その様子は、まるで、老人ホームであった。 この映画の主たるテーマは、「音楽」を通して、痴呆化した老人たちの記憶を呼び起こそうというも…

繰り言54(老人ホーム)

日本の老人ホームは、一言でいえば、あらゆる面で、「チャチ」で、馬鹿げている。 老人ホーム設立の根本精神が誤っているので実質的に、旧来の「姥捨て山」の名乗りを変えたに過ぎない。 比較の対象が間違っているのかも知れないが、欧米の老人ホームと比べ…

繰り言53 (労働は、人間の尊厳を守る)

「労働は、人間の尊厳を守る」は、私の言葉ではない。 今は亡き哲学者内橋克人さんの言葉だそうだ。 私の言葉にしたい。 「働くこと」は、人間の人間である所以を確認する。 人間が働くのではない。 人間だから、働くのである。 人間は、働くことを通じて、…

繰り言52 (死ぬ自由)

人間は、生きている限り、「自由」を求めます。 死ぬ「間際」は、誰にとっても残された唯一の尊厳ある「自由」の機会です。 何時、死ねるかは、神の領域に関する問題です。 今かも、明日かも、一年後かも、神のみぞ知る神々しい瞬間です。 今朝、6:00に。た…

繰り言48 (一銭洋食)

一銭銅貨を握りしめて、活動小屋の壁沿いに店を出していた屋台の店へ走っていったあの頃が懐かしい。 一銭洋食とは、今日でいう「串揚げ」である。 串に牛肉の小さな切れを差して、揚げてあった、あの一銭洋食である。 旨かった。 本当に、旨かった。 今日、…

繰り言42 (肩書)

肩書は、不思議な力を持っている。 この力は、肩書そのものに、本来備わっている力ではないが、その力を「認める人」が付与する力である。 従って、肩書を持つ当人の責任でないこと(関知しないこと)が、結果として起こることがある。 屡々、その結果、当人…

繰り言35 (天為)

我が老人ホームの玄関に、ポツンと高さ1メートルぐらいの変哲もない「壺」が置いてあります。 何のための壺か良く判らないのですが、賢明な処置が施されました。 誰かが、コンビニで¥100ぐらいで買えるビニール傘を、この壺へ入れたままにして忘れていった…

繰り言34 (功罪)

繰り返し述べますが、私の老人ホーム生活は、20有余年に渡ります。 それも、同一系列の老人ホーム施設を転々として、です。 念の為、「お前は、ホームレスか?」というご質問に対しては、「いいえ、レッキとした家持です、とお答えします。 それも、2軒も。 …

繰り言33 (喜怒哀楽)

「イケスカンタコ」という言葉が、いわゆる標準語を話す人たちに通じるかどうか知らないが、老人ホームに住む老婆の間にも、「いけ好かない」人がいる。 私は、老爺であるから、このような女性的表現は使わないが、「好きになれない」奴はいる。 こんな奴と…

忙しい

「忙しい」のには、2種類ある。 老人ホームの生活では、そのことが良く判る。 職員たちが忙しいのと、自分が忙しいのとである。 職員たちが忙しいのは、もちろん、与えられた、または、決められた仕事で忙しいのである。 自分が忙しいのは、いうまでもなく、…

哀れな面接 (コロナの所為)

緊急事態宣言中は、原則とし面会を謝絶します。 たまにしか会いにこられない息子や娘、孫たちが、「会えません」と厳しく言われて居るのです。 その「鬼」は、家族から十分な「預かり賃」を取っているのです。 この鬼を責めても、「悪いのはコロナです」とシ…

繰り言17 (物の怪)

一昨年か、その前の年のことだったと思うが、娘夫婦が、私が住む老人ホームへ訪れようと、夕暮れの小雨の降る中をすぐ傍の電信柱が立ち並ぶ細い道路で車を走らせていると、娘夫婦が言うのには、トボトボと傘も挿さずに歩いている老爺を見かけ、ピックアップ…

繰り言8 (ぶつ、ぶつ)

私のホームは、角地にあります。 要するに、二本の道路が交差しているところにあるのです。 玄関前の喫煙(休憩)場所にいると右手に幼稚園、左手に、どこかの会社の寮らしいものが見えます。 時間になると、幼児を連れてやってくる主婦たちで、右手の幼稚園…

繰り言7

変な体験があった。 当日は、通っている病院に予約があったので、準備万端を整えて、車椅子に乗って私は、私のホームの玄関へ出た。 介護タクシーは、既に呼んであった。 同行する介護人が、私の車椅子を乗せようとした。 そのとき、事務所から声が掛かった…

繰り言5 (老人死に近く、儲け成り難し)

わが老人ホームに、月一回程度の頻度で、臨時美容院が開かれることは、繰り言4で報告しました。 外出を自粛していても、髪の毛は、人知れずに伸びてきます。 老婆はもちろん、老爺も、誰に見せるか、我が身を飾るべく、臨時美(理)容院の厄介になろうと、月…

繰り言4 (老爺の嗜み)

ある老人ホーム(私のブログは、基本的に、今まで20年ほども、私が住み暮らしてきた有料介護付き老人ホームでの体験、観察をベースにして書かれていますから、「ある老人ホーム」といった水臭い呼び方でなく、今後は私のホームと略して呼ぶことにします。)…

繰り言2

これも繰り言です。 私が、老人ホームへ入居した経緯ですが、妻を失い、私自身も病気のため記憶を失って、ボケ状態になっていたことがあります。 子供達(4人)では、ボケた私の面倒が見切れないと考えた亡妻の、ある意味では遺言で、私をある老人ホームへ入…

繰り言

ご承知のように、「今昔物語集」と言う有名な文集が残されております。 この文集には、天竺:テンジク(現インド)、震旦:シンタン(現中国)、日本の数々の小話が集められております。 どの小話も、最初は、「今は昔」という出だしで始まります。 私も、こ…