鉄道大臣

夢寐のたわごと

老人ホーム

仕事熱心

軍人は、戦うことを職業とした人です。 昔、日本の軍隊には、「軍人勅諭」と言うものがありました。 この軍人勅諭は、部分的に、現代の「勤め人」にも当てはまるところがあります。 軍人を「私たちは…」、「我々は…」に置き換えると、現代でも十分に通用しま…

茶飲み友達

若かった頃、特に郷里の新制高校時代は楽しかった。 談論を風発して、語り合える友が居たからである。 今は、同年齢の人たちの殆どが、亡くなっている。 この施設にも近い年齢の人たちが何人もいるが、育ち、体験、趣味、などの種類が違うので、語り合うこと…

有難迷惑

この施設に、私を含めて、自立者らしい人物が、数人いる。 私は、彼等の誰とも「反り」が合わない。 ともあれ、彼らが同じ様に感じているか、どうかは判らないが、「有難迷惑」だ、と感じることが数多くある。 元々、死んだ家内が配慮してくれ、今は子供たち…

島流し

老人ホームは、よく「姥捨て山」に例えられる。 が、人の寿命が100歳にまで延びた今日、姥捨て山よりも、「島流し」に例えることが相応しい。 佐渡が島や八丈島に流された流人には、姥捨て山に捨てられた老人とは違って、たとえ僅かでも、「ご赦免」の可能性…

老人の孤独化

老人の孤独化が問題になっている。 孤独を救うものは、端的に言って、「仲間」を与えることである。 一緒に歌を歌うなり、碁を打つなり、将棋をさすなり、ゲームをするなり、の「仲間」の存在が孤独化から救う。 老人に仲間を与えよう。 それが、老人を孤独…

認知症化

昨晩の夜勤職員から「今朝、施設内に事件があって、恒例の「体温、血圧、脈拍」測定に、定刻通り伺われませんでした。ごめんなさい」と、遅くなって、報告がありました。定刻に起こることは、私の場合、自分の行動の目安の一つになっています。 目安が無くな…

射程を延ばせ!Ⅱ

介護は、相手を労わり、救うために行う。 介護が目的ではない。 介護の目的は、介護の相手が知っている。 相手の意思に叶わない介護の為の介護は、介護人の気休めになるだけである。 ……………………………………(鉄道大臣)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~…

射程を延ばせ!

介護は、相手を労わり、救うために行う。 介護が目的ではない。 介護の目的は、介護の相手が知っている。 相手の意思に叶わない介護の為の介護は、介護人の気休めになるだけである。 …………(鉄道大臣)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~…

痛々しい

老人ホームへの入居のためには、相当の金が掛かる。 入居だけでなく、入居後の月々の支払い、他維持費にも、相当の金が掛かる。 従って、相当の金の準備が無いと、おいそれとは、老人ホームへは入居できない。 老人ホームで、安月給で働くヘルパーも年を取る…

足元を見られる

この老人ホーム、余程、土地の値段が安かったのか、「僻地」に建てられている。 周囲は一般の居住地で、最寄りの鉄道の駅までの道は険しく、老人には歩くのが無理である。 近くには路線バスの停留所はない。 元々、この地域には、路線バスは通っていないので…

ソツが無さ過ぎる

この老人、元気で動き回る。 人手不足と高齢者に職を与えるのが政府の新施策だということで、60歳過ぎた爺さんが、以前、在宅老人ヘルパーをしていた職歴を買われて、この施設のヘルパーとして雇われてきた。 さすが、むかし取った杵柄、万事ソツが無い。 こ…

料理人(りょうりにん)

ある著名な料理人は、独りでいる時には、インスタント・ラーメンで済ますことがある、と聞いたことがある。 料理は、自分を含めた誰か食べる相手を想定して作るものである。 誰も食べない料理は、普通は作らない。 出来れば、自分はともかく、食べる相手が旨…

悲しき自動販売機

この老人ホーム、通常、入居者は外出させない。 外出させると、行方も言わずに徘徊する認知症患者が多いからだ。 そういった理由もあって、施設内に飲料などを扱う自動販売機を設置しているが、一階に置かれたこの販売機、本当によく壊れる。聞くところによ…

孤独を楽しむ

私は、孤独である。 この孤独を楽しんでいる。 一般に孤独は、「侘しい」と受け止められている。 私の場合は、そうではない。 恐らく置かれた特異な状況が、「侘しくない」と感じさせるのであろう。 私は、老人ホームに久しく住んでいる。 家内と死に別れて…

頼ります

今日の朝、最寄りの駅の構内をウロウロしていたら、4人乗りの車に出会った。 ちびが4人、男女を混じえて、4人が乗っている。 よく見ると、その傍に付き添う若い女性の一人が、背中にもう一人乗せている。 四人乗りの乳母車なんて見たことが無い。 さすが、5…

格子無き牢獄

昔、「格子無き牢獄」と言うタイトルの映画が有った。 この老人ホームに住む老婆の一人が、この映画のことを覚えていて、この老人ホームは、「格子無き牢獄」だ、とコメントしていた。 つまり、この老人ホームに閉じ込められて、外出が許されないことを嘆い…

私は、味噌です (有料介護付き老人ホーム)

有料介護付き老人ホームは、「自立者、要支援、要介護、認知症患者」の入居を受け付ける。 要約すると、色々な知的レベル男女の老人の「混住」させているのである。 更に、端的に言えば、人間のなりをした「味噌と糞」とを一緒に住まわせる場所が、有料介護…

都合(つごう)

都合には、好都合と不都合の二種があります。 老人ホームの場合、人手不足は(入居者介護の)仕事を進める上では不都合で、言い訳を述べる老人ホーム側にとっては好都合です。 介護を求める肝心のときにヘルパ~が居ないのは、人手不足の為でしょうが、肝心…

Relocation Damage (リロケーショオン ダメージ)

最近「リロケーション・ダメージ」が問題になっている。 震災、特に東北大震災や福島の原発事件の後、転居を余儀なくさせられた人達の間に起こる症状(病気)らしい。 救済の方法としては、新しく移った家(土地)の近所の人達との「人間関係」の再構築が勧…

都合の裏表

ある「有料介護付き」老人ホームに住むある老人(入居者)の呟き。 都合には、好都合と不都合の二種があります。 人手不足は、手厚い介護を期待する入居者にとっては不都合ですが、施設側にとっては、有料なのにそれが提供出来ないことの言い訳を述べるには…

藥 袋

自分が、へルパー達に何をされているかが容易に理解できないボケ老人、認知症患者が多く住むある老人ホームで、ある老人が自分が医師から服用するようにと指定されている「薬」をヘルパーから、「手渡し」されている際に、藥袋に入っていた錠剤が一つ転げ出…

あほらし!

ある老人ホームに住む不眠に悩む高齢者。 その老人ホームに住むある老人が、寝付きが良くなるように、医者に頼んて「誘眠剤」を処方して貰っていた。 ところが、高齢者と言えども人間である。 いや高齢者なら尚更ということもある。 ある晩、その老人が、折…

かこち顔(続)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~かこち顔:他に事寄せ、そのせいにして恨み嘆く顔つき。また、思い詫て(わびて)いるさま。• 「嘆けとて月やは物を思はする我が涙かな(山家集)」⇒参考:かこちは、【託ち】 と書く。…

当たり?

この種の施設に入居するには、若干の条件がある。施設側が設定する条件と入居する当人の身寄りの者が設定する条件だ。 施設側が設定する条件は、概して単純明白で、65歳以上の「訳のある」者であること、施設が「訳あり人」の面倒を見る(介護する)ための手…

狭い!

やや逆説めいた言い方だが、「狭くて、便利」ということもある。 ほぼ全ての必要なものが、手の届く範囲内にある場合である。 老人ホームの便利さは、いろいろ取り沙汰されるが、老人ホームで一人に割り当てられる部屋のサイズは、概して小さい。 営業政策の…

老人ホーム生活の利点

有料介護付き老人ホーム(以下、単に老人ホームと呼ぶ)の不自由な生活にも、いくつかの利点がある。 お金を払ってお願いする「介護」は、自立者、並びに軽度の要支援者にとっては、勿論、不自由(拘束=お節介)そのものだから、「介護」は利点と数えられな…

近づく敬老の日

老人ホームは、如何に「拘束の無い」を謳おうとも、その性質上、自立者にとっては、拘束条件に満ちている。 従って、「自立した老人」、「軽度要支援老人」を受け入れる老人ホームは、彼らにとっては「自由で気楽な生活の場」とはならない。 老人ホームは、…

我輩は店子(たなこ)である

我輩はある老人ホームの店子である。 名は、ハッキリしている。 どこで生まれ、どこに住んでいたかも、明確に記憶している。 なんでも、町中のガヤガヤしたところに生まれ、その後もちゃんとした土地に住んでいたことを覚えている。 我輩はここで初めて、お…

さんまの塩焼き

今年は、サンマが大漁らしい。 裏町の通りを歩いているとプーンとサンマを焼く匂い。 堪らんなぁ。 Good news! と思いきや、サンマ大漁、サンマの値段が下がる、と新聞、テレビで騒ぎ、煽りたテレ立てるほど、このnewsがgoodじゃなくて、と言ってもbad じゃ…

老人ホームの管理

一般に、老人ホームへ新たに入所してくる人は、どんな人かが分からない。 要支援、要介護、認知症患者、などが、色とりどりで入ってくる。 事前に、予備知識を与えられている職員はともかく、入居者同士だと、暫く様子を見る内に、どんな人かの見当が付き始…