鉄道大臣

夢寐のたわごと

合理性

合理性

合理性(ごうりせい) の意味
1. 1 道理にかなった性質。論理の法則にかなった性質。
1. 2 むだなく能率的に行われるような物事の性質。「合理性に欠ける役割
分担」 出典:デジタル大辞泉小学館


今まで、不思議に思うこともなく、「合理的」や「不合理」と言う言葉を使ってきた。 しかし、合理の反対は不合理かもしれないが、合理、不合理、以外にも、別のカテゴリー(範疇:はんちゅう)に属する観念が存在することに気付いた。 世間では、知、情、意と言うことを言うが、「情的」であることは、必ずしも不合理ではない。 同様に、「意」的であることも、不合理ではない。 

情や意は、理(知)とは異なる範疇(カテゴリー)の概念である。 人の心は。知、情、意の3つの範疇の観念を併せ持つと言われる。 だから、♪口でけなして、心で褒めること(演歌:お嶋、千太郎)♪可能になるのであろう。 それというのも、知の範疇と情の範疇が異なるからである。 

異なる範疇の観念は、異なる扱いをしても、矛盾は起こらない。今思い出してみると、汗顔の至りに思うのは、学生時代より壮年、いや、つい先ごろまで、他人の主張や意見を聞くたびに、「それは、不合理だ」、「お前の主張は、合理的ではない」などと、自分の無知に気付かず、声高らかに論じてきたことである。 

時は、すでに遅い。 他人から、高齢者と呼ばれるこの年になって、このようなことに気付くようでは、「汗顔も汗顔、既に、汗みずくになって」しまっている。 「綸言(とまでは、己惚れてはいないが)汗のごとし」と言う。 もう、流してしまった汗は拭えない。

向後、自分を、合理主義者である、と主張することは、控えることにする。 十分に、「情的」でもあるからだ。 勿論、僭越だが、「意的」でもある。 「両々、相待つ」と言うが、私の心は、3様に入り乱れている。 私も「人だ」と確認して、安心することにする。