鉄道大臣

夢寐のたわごと

国破れて、山河あり

日本の国は、日中戦争、太平洋戦争で負けました。 だが、故郷の山や川は、昔のままです。 嵐山の渡月橋も、多くの人が訪れ、賑わっています。 保津川、それに続く桂川も、昔と変わらず、悠々と流れています。  自然の草木も、昔に変わらずに繁茂しています。 法輪寺大覚寺の建物、内装の伝統工芸、そして人々の頭の中の記憶(記録)も、過去1000年の香りを残しています。

標題: 「国破れて、山河あり」は、有為転変の世の中と変わらない自然とを対比し、感慨深くいう言葉。  杜甫の詩『春望』の冒頭の句「国破れて山河あり、城春にし草木深し(は滅亡したが山や川はそのままで、町には春が訪れ草木が茂っいる)」から。

ウイキペディア

広大な宇宙の広がりは、底が知れません。 宇宙の果ての、さらに向こう側へ向かう人間の好奇心は、尽きることがありません。 こうした感懐は、私の心の中の産物ですが、全くの幻想ではありません。 歴史や近代科学の文献、生後の知見・経験の支えられたものです。 その上で、想像の羽根を伸ばして得たものです。

人間の生命や活動、などは、微々たるものです。 永劫の果てしない宇宙の中の瞬時に霧散する「塵」にも等しいと思います。 しかし、人間の想像は、その広い宇宙をも包括し得ます。 

古代中国の詩人、杜甫は、2020年の世の有為転変を、見通していました。 彼は、現代の我々の心に訴えています。 悠久の自然の広大さを、一遍の詩で教えて呉れています。 日本は、先の戦争で敗れました。 手痛く痛めつけられました。 が、この「敗戦」という事象も、数億年に渡る長い悠久の歴史の流れと数億光年に広がる広大な宇宙の広がり中の一齣にしか過ぎないのです。