鉄道大臣

夢寐のたわごと

自立心

私は、9人兄弟姉妹の末っ子に生まれ、20歳の頃、独りで故郷を離れ、91歳になる現在まで、故郷に帰ることなく、遠く離れた土地に定住しましたが、高等教育(大学、大学院)は、数人のアメリカ人の経済的援助を受けて果たし、学業終了後も、あるアメリカの国際的大企業に就職し、人生の大半を、アメリカ人と共に生活してきました。 その意味で、アメリカ人気性を良く心得ている積りです。 

総じて、アメリカ人は、日本人と比較して、自立心が強いと言えます。 言い換えると、アメリカ人は、例外はあるものの、次のような性質をもっていると言ってよいと思います。

自立心の類語、関連語、および連想される言葉自主性のある ・ 芯が強い ・ 根性がある ・ 勝ち気な ・ 恐れない ・ 外柔内剛 ・ しっかりした ・ ガッツのある ・ 性格的に強い ・ 筋の通った ・ ヤワでない ・ 動じない ・ 確かな自分をもつ ・ しぶとい ・ 負けん気 ・ 毅然とした ・ 気丈な ・ 意地がある ・ 意志が強い ・ したたかな ・ もろくない ・ 粘り強い ・ 気骨のある ・ 自立心のある ・ 凛とした ・ ひるまない ・ 許さない ・ 我が強い ・ しなやかだが折れない

ウイキペディア

このような気質を持った人は、もちろん、その気質に対応した特定の行動特性をも持っています。 第一に、他人から指図されることを極度に嫌います。 指図や命令は、「上から目線」を前提とするものですから、平等を重んじる彼等の気持ちにそぐわないのです。 

さらに、指図や命令は、他人を「拘束」するので、自由を奪います。 自由(リベルテ)、平等(エガリテ)、「友愛(フラタニテ)」は、ご承知のように、フランス革命歌の文句にある言葉で、今日でも、特定のフランスの小学校の校門の壁に刻み込まれたモットーになっています。 アメリカ人も、西欧人の一種です。 

基本的に、アメリカ人も、フランス人やイタリア、ドイツ人、その他の西欧人一般と変わるところはありません。 拘束は、自由を奪うという意味で、彼等の嫌うところですが、契約もまた、契約者自身の承認を前提にしているとは言え、自由を奪います。 だが、この場合の自由の放棄は、契約者当人の承諾の下で行われますから、彼等は「契約」を大変大事なものと心得ています。 従って、契約の相手にも、契約の順守を強く求めます。 日本人が考える口約束や「指切げんまん」、「金打(きんちょう)」とは、大違いです。

時代(場)が違うので、国際的約束(例えば、ビジネスの契約)においては、「武士の約束に二言はない」といった古色蒼然たる証文は、役立たないのです。 

契約と言えば、軍隊などにおける「命令(オーダー)」もまた、本人承知の上での契約です。 一旦、軍服を着て上官に対する服従を契約した(誓った)からには、「上官の命令は絶対」になります。

西部劇を鑑賞して御覧なさい。 南北戦争を舞台にした「劇」などでは、よく部下役の男が「それは、命令ですか」といったセリフで聞き返す場面をよく見かけます。 上官役の役者は「そうだ!」などと簡単に答えています。  

そうなのです。  契約は絶対であり、命令も契約なのですから。 戦場で、酒を飲み、少々暴れても、「我を失わない限り」OKなのです。 西欧の兵隊は、一人一人が自立した昔のローマやギリシャ、フエニキアの「傭兵」と変わりません。 「お母さん!」と叫んで、死んでいった日本の兵隊さんとは、大違いです。 

コロナ感染問題冷めやらぬ2021年には、オリンピックが催されます。 国際舞台です。 多くの自立的な人たちが、コロナ構わず、日本国内をホッツキ歩きます。 おもてなしも結構ですが、日本風に「いい顔」をして対応していると、どれだけの量のコロナをどこまで押し付けて行くか、分かりませんよ! 断固として、コロナを水際じゃなくて、瀬戸際で防ぎましょう。