鉄道大臣

夢寐のたわごと

権力(けんりょく)

英国の歴史学者ジョン・アクトンは、19世紀の当時の貴族階級(男爵)の人ですから、着眼も政治、それも「絶対王政」といった高いレベルに据えています。 現代の目で見れば、「力」は、どのようなレベルの物であろうとも、「力」です。 王様の力も、餓鬼大将の力も、「力」、つまり、「権力」には変わりはありません。

権力、特に専制君主の権力はとかく腐敗しがちであるということ。 英国の歴史家ジョン=アクトンの言葉。

Power tends to corrupt and absolute power corrupts absolutely.

出典 小学館デジタル大辞泉

初代アクトン男爵ジョン・エメリク・エドワード・ダルバーグ=アクトン: John Emerich Edward Dalberg-Acton, 1st Baron Acton、1834年1月10日 - 1902年6月19日)はイギリス歴史家思想家政治家。 アクトン卿Lord Acton)と呼ばれることが多い。

主著に『自由の歴史』『フランス革命講義』がある。 「権力は腐敗の傾向がある。 絶対的権力は絶対的に腐敗する」の格言が有名である。

私の日常にも、周囲にも、大小の別はあっても、色々なレベルの権力闘争が行われています。 実力もさることながら、権力は、形式的に肩書や資格を得ることによって、保証され、強められます。 肩書や資格は、実力の有無にかかわらず、それの保持者の「名誉」を高め、権力を保証するので、多くの人が、肩書や資格を持ちたがります。 

肩書や資格は、元々、制度や慣習によって相対的に定められるものですから、「たいしたもの」でなくてもよいのです。 所属する集団の中で、誰もが認めるものであれば、権力の保証に十分に役立ちます。

だからこそ、「誰も」が求めるのです。  

私の経験によれば、概して「長」が付く肩書なら、それなりに下の者に対しては「威張る」ことができます。 しかし、相対的ですから、その「上」の立場の肩書なり、資格なり、を持つ人に対しては、頭が上がりません。 ちなみに、近代的機構組織・制度では、上下の立場が決められ、上が下に命令を下す「命令系統」が定められているのが一般で、必然的に上の者が、下の者に対して「権力」を振るい、威張れるシステムになっています。 

さて、この権力が腐敗し易いのです。 腐敗する傾向にあるのです。

私は、僅か91年の一生でしたが、このような「腐敗」を、文字通り「腐る」ほど見てきました。 上は、大臣諸侯から、現に住んでいる老人ホームの中、同窓、友達、以前住んでいた土地にご近所、数えきれないほどです。 俗な表現を使えば、「大根の頭も、尻より甘い」のです。 なぜ、大根の頭が、尻より甘い(偉い)のか、その理由は納得できませんが、「大根の頭だ」と自認する連中が手前勝手に威張っているのです。 そのくせ、上役には「ペコペコ」してるじゃないか、と悪口を叩きたくなります。 

ピリッと辛味の利いた(尻)こそ、大根の旨い部位です。  

おそらく、大根も腐り始めるのは葉っぱや頭が先で、辛い尻は後でしょう。 

大根は、先のほうになるに従って辛さが強くなります。 言い換えれば、葉にもっとも近い部位は甘いということ。 これには諸説理由があるようですが、どうやら大根の成長が関係しているようです。 大根は先端部分の成長が盛んで、活発に細胞分裂をおこないます。 先端部分に辛み成分が多いのは、害虫を寄せつけないため。 辛みが抗菌の働きをしているということですね。

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