鉄道大臣

夢寐のたわごと

受け売り万歳

伝聞と言えば、我々人間は、生まれた時は何も知らずに、まっさらの新品の頭で生まれて来ますから、我々が持っている知識の殆どが伝聞の結果です。 伝聞とは、文字通り、伝え、聞くことです。  

人間は、誰でも、伝聞と生後の体験や探索、研究、発明、発見を通じて色々な事を覚えて自家薬籠中のものとし、それを自分の知識として蓄えます。 従来から,博覧強記と言いますが、博覧も古今東西の他人の知識を借用することであり、強記は覚えることですから、これらの点については、書物やコンピュータには敵いません。 平たく言えば、我々の知識の大半は「受け売り」です。 自分で自ら考え出した知恵など、ほんの僅かしかありません。 

人間は、そうこうするうちに覚えている個々の知識の組み合わせを変えたり、さらに、おそらく偶然に、新しい知識を発明・発見したり、既有の知識に、新しい発見を付け加えたりします。 人間は、さらに、しばしば偶然に、新しい知識を創造する、などを通して、成長・進歩を続けて行きます。  

そのような意味では、人間の自力(自発)成長・進歩は滅多にないことで、人間の成長・進歩は、大部分が「他力」によるものといえます。 他力を十分に確保するには、所属する地域(国、地方)、また、時代を限らず、古書や現行出版物、現行風聞の伝聞、など、を通して、他人や古人に接して、彼等の知恵・工夫を獲得・確保することが役立ちます。  

「受け売りを、軽ろんずべからず」。 人間の、そして、あなたの成長・進歩も、受け売りを確保、拡大することに依っています。 しかも、受け売りの大半は、「伝聞」に依っているのです。 伝聞を広めるためには、博覧(主として読書、実見)、テレビ等鑑賞、旅行・外出、友人・知人等との会話、などによる見聞、が役立つのです。 従って、引っ込み思案は、イケません。 「進取の気性(気象)」が大切なのです。