鉄道大臣

夢寐のたわごと

縦割り

頭が重い。 熱もある。 そういえば、腹の調子も良くない。 新型コロナの恐れがある今日この頃、「コロナ病院」なんてあるかな? こんな時、病気の専門家じゃないから、呼吸器科? 内科?

どの科へ相談を持ち込めばよいか、「科」の見当付けに困ります。

私にも、似たような問題が起こったことがあります。 私は、ある系列の老人ホームにすんでいますが、その頃に住んでいたその老人ホームの私の部屋(3階)の窓の真ん前に、「衝立」が付けられたことがあります。 不愉快でした。 外の景色が見えない。 何のための「窓」だ。 大家(施設)に抗議しても、埒が明きません。役所へ届けよう。 さて、では役所のどの課かな? 近頃は、市や町によっては、「よろず相談課」なんて名前をつけた「課」があるようですから、この「市」にも似た「課」があるかもしれないと思って、願い出ました。  が、「民事は、そちらで処置してください」と願い下げられました。 腹が立ちました。 その結果、現在居住している老人ホーム(施設)へ渡ってきたのです。 

私は同一系列の異なった施設の老人ホームを、過去20年近くも渡り歩いていますが、どの施設においても食事が、極めて不味いのです。 そこで私は調べました。 分かったことは、私が渡り歩いた施設の全てに同一の業者が厨房に入っていることでした。 

それまでに繰返し入居者たちが、口を揃えて食事の不味さに抗議していましたが、一向に改善の様子がありませんでした。 その後、施設長が、厨房の出入り業者を変えるから食事は旨くなる筈だと、希望を持たせることがありました。 業者は変わりました。 暫らく、新しい業者の食事を摂っている内に、食事の味が、以前より悪くなっていることに入居者たちは気付きました。 

そこで、私はさらに調べました。 私が住む老人ホームを経営する事業会社は、傘下にいくつもの子会社を持ち、新しく参入した厨房は、この子会社の一つだと判りました。 私が住む老人ホームを経営管理する部門とは異なる部門(小会社)が、厨房へ入っていたのです。

入居者たちが、訴える相手(老人ホーム子会社)とは異なる子会社のマネジメントが厨房を管理しているので、入居者の訴えは、一向に先方のマネジメントへ届かなかったのです。 いや、意地悪く考えれば、仲間同士ですから、仁義上、こちらのマネジメントで入居者の苦情は差し止められていた気配がうかがわれます。 仮に、入居者たちの訴えが届いていたにしても、マネジメントが違いますから、互いのメンツの張り合いから、相手の言い分を聞かない可能性すらあります。 つまり、「横の繋がり」が悪いのです。 

そういえば、私が住む老人ホームを経営する事業会社は、数年前、突然に、別の系列の老人ホーム会社と合併し、経営母体が変更されると入居者へ通知してきています。 私が住む老人ホーム会社は、(野心溢れる)大事業(母)会社へ吸収・合併されたのです。 吸収合併を遂げた母会社は、傘下にいくつもの子会社を抱き(現在もなお、事業拡大を続けています)、食事(仕出し担当小会社)部門や老人ホーム部門などを抱え、他の部門の仕出し業務を担わせているのです。  

介護付き有料老人ホームは、その名の通り、事業会社です。 慈善団体ではありません。 当然、「利益」を考えます。 しかし、かって江戸時代に「石田梅岩」が唱えたように、「士農工商の身分の上下は存在せず、これらは平等の職分」であり、その内の「商業」の本質は交換の仲介業であって、その重要性は他の職分に何ら劣るものではないという立場、(ウイキペデイア)は、認められますが、「過ぎたるは、及ばない」のです。 老人ホームでの交換は、老人ケアーと金銭(有料)です。  ケアーを過ぎた金銭の要求は、すなわち「ぼったくり」です。 

母企業(持ち株会社)と小会社の総合体(ホールデイングス)は、総合病院と変わらず、科(子会社)と科の横の連携が悪く、患者を死なせてしまう恐れがあるのです。 日本の中央、地方政府の構造にも、その恐れが感じられます。