鉄道大臣

夢寐のたわごと

繰り言56 (デジタル思考)

私は、物品をインターネットで購入するときなど、先方と電話で交渉しなければならないことが良く起こるが、可能な場合、私が90歳を超えており、デジタルは苦手だ、と予め断ることにしている。

さもないと、声が若く響き、話し方に勢いがあるため、相手に、こちらが若いと勘違いされて、相手がパソコン用語を頻発し、理解に困ることが多い。

ところで、一般に、デジタル思考に対比されるのは、アナログ思考である。 最近、あるデジタルとアナログの説明を読んだが、その説明では、デジタルな思考は厳密だが、アナログ思考は曖昧さを含むらしい。 そういえば、おおざっぱという表現があるが、私など物事を考えるのに、極めて、おおざっぱである。 緻密に考えることが、面倒くさいのである。 その意味では、「ざっくり」とか、「おおよそ」という表現は、好きである。

また、上記の説明者は、デジタル思考は「差」を細かく認識するが、アナログ思考では、「差」をあまり問題にしない、とも言う。 アナログの立場で言えば、微々たる「差」を取り上げる傾向は、「ケツの穴が小さい」ので、男らしくない。 「物事はおおまかに掴めば良い」ので、細部にこだわるのは、人間として「小さい」と言える。

昔の有名人、例えば、西郷隆盛は、我々の印象では、物事を大局的にみる器量の大きい人で、微細な点には、拘らなかったと思うし、そのように伝えられている。 そういえば、「豪放磊落」な性質は、殆どの英雄豪傑の特徴である。 一言で言えば、英雄豪傑は、概してアナログ的なので、デジタル的な人物は、「腺病質な」弱弱しい人である。

デジタル思考に閉口している高齢者の皆さん。 皆さんは、昔風かもしれないが、頑張って良いよ! パソコンやスマホが出来なくても良いよ。 アナログ思考こそ、今でも大威張りできる考え方だ。